夫婦喧嘩に兄弟喧嘩と様々な喧嘩があります。
普段は仲が良くても一緒に暮していれば、時には激しい喧嘩をすることもあるでしょう。
その時、犬の体が震えだしてしまったという人は少なくありません。
何故、喧嘩をしていたら、犬の体が震えてしまったのでしょうか。
喧嘩で犬の体が震える理由
簡単に説明すると、犬は恐怖から体が震えるのです。
人の声の大きさはいつとは違う雰囲気に恐怖をしているだけではなく、元来、犬は群れの中での争いを嫌います。
霊長類である人間はいざとなったら、木の実でも野草でも食べることが出来るので、無理をして動物を狩る必要はありません。
しかし、肉食動物である犬は群れで狩りをします。
単独で食べ物を狩ることはとても難しいことなので、群れの崩壊はすなわち、身の危険と飢えに直結する大問題です。
犬にとっては家族が群れです。
それに、喧嘩の時に大きな音を立てたり大声を出したりしていると、耳の良い犬にとって更に恐怖を掻きたてられてしまい、震えるということになります。
敏感な犬にとって、喧嘩はかなり精神的に消耗をする出来事といえるでしょう。
喧嘩で犬の体が震える時は、どうすればいい?
放っておいても自然と治りますが、飼い主が撫でたりしてリラックス出来るようにしてあげましょう。
しばらく体が強張ったりしているでしょうが、その内ほぐれます。
犬の中には喧嘩の際に震えながら興奮し過ぎて、疲れているものもいるでしょうから、ゆっくり休ませてあげると良いでしょう。
犬も喧嘩を見ると、心が傷ついてしまいますから、犬の前では出来るだけ喧嘩をしないように心がけることが大切です。
人間側も喧嘩をせずに済むように、喧嘩に発展する前に話し合いをするなど生活を変える工夫をするのが無難です。
犬の問題行動の原因として、飼い主の話を聞いてみると、飼い主の生活が乱れていたり、夫婦仲が悪く、喧嘩が絶えないなどにより犬が情緒不安定になってしまったということがよくあります。
たとえ、人間の喧嘩だとはいえ、犬は言葉が分からないからこそ雰囲気から感じ、ショックを受ける繊細さを持っているのです。
まとめ
人間同士の喧嘩で犬が震えるのは怖がっているからです。
犬は他の人や犬の感情に影響を受けやすいという一面を持っています。
そのため、喧嘩をしていると怖くなったり、逆に人間の感情の影響を受けて興奮してしまうこともあります。
どちらにしろ、犬にとっては疲れてしまいます。
たまに喧嘩をするのは仕方ないことですが、出来ることなら犬の前での喧嘩は避けたいところ。
喧嘩をする前に、話しあいをするなど対策をとりましょう。