犬の喧嘩とじゃれ合いの違いについて

犬は中学生がプロレスごっこをするような感じで、遊びで喧嘩をします。

普段の喧嘩はじゃれ合い程度のレベルであり、本気の喧嘩とは違いますから、温かく見守るだけで構いません。

しかし、飼い主の中には喧嘩とじゃれあいの違いがイマイチ分からず、ドッグランなどで犬がじゃれ合う度に心配してしまう方もいるようです。

喧嘩とじゃれ合いの違いとはなんなのでしょうか。

スポンサーリンク
dog-discipline.comレクタングル大

犬が遊びで喧嘩をする理由

犬たちに理由を聞いてみたら、楽しいから喧嘩のようにじゃれあうといった答えが返ってきそうですが、喧嘩で犬同士の力関係を決めていることが分かっています。

強い犬がリーダーになるというわけです。

ただし、リーダーにあまり拘りがない2頭の場合、リーダー役が入れ替わりながら喧嘩は続けられ、力関係が同等になっています。

犬はじゃれ合いで噛みあうことにより、力加減などを学びますから、経験を勉強するという大切な時間にもなっています。

犬が噛まれる痛みを知っていることはとても重要で、噛みつき事故の予防にもなります。

そして、喧嘩は狩りの時に行う動作が多数入っており、狩猟本能などを満たす遊びや練習という側面も強いようです。

犬の喧嘩とじゃれ合いの違い

犬がじゃれ合っている時は楽しそうな高めの声を上げるのが特徴です。

一方、本気の喧嘩の時はとても低い声を出し、歯を剥き出しにします。

喜んでいる時も歯を剥くことがありますが、その程度ではありません。

じゃれ合いの遊びでは毛が逆立つことはありませんが、本気の喧嘩の時は毛が逆立ちます。

じゃれ合いの時は噛んでも傷つかない場所を噛みますが、本気の喧嘩の時は急所を狙って噛みます。

本気の喧嘩になったら、日頃から犬とよく遊び、嬉しそうにしている時の犬の様子を知っている飼い主ならばその変化がすぐに分かるはずです。

まとめ

犬のじゃれ合いと喧嘩の違いは犬が楽しそうにしているか凶暴そうにしているかです。

じゃれ合いとしての喧嘩は声も高く、イキイキとした様子なのが特徴です。

しかし、本気の喧嘩の時は歯を剥き出しにし、毛を逆立て、とても低い声で急所を狙う攻撃を繰り返します。

飼い主も一度、本気の喧嘩をする犬を見た場合、以後はじゃれ合いと喧嘩の見分けがつくくらいに変化をします。

犬同士のじゃれ合いは犬にとって大切な遊びなので、どちらかの犬が一方的にやられている、どちらかが疲れて止めたがっているといった、一方的に追いかけ回されているといったことがない限りは止めないで下さい。

犬にとっては狩猟本能などを満たす大切な遊びだからであり、良い刺激になるからです。

スポンサーリンク
dog-discipline.comレクタングル大

dog-discipline.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする