犬のごはんの時のしつけ方

犬にごはんを与える時、絶好のしつけの時間という人も多いのではないでしょうか。

しかし、食事前のしつけは効果がある半面、犬の攻撃性を引き出すこともあります。

ごはんの時は犬をどうしつければいいのでしょうか。

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ごはんをあげる時のしつけ

犬にご飯をあげる時は「おすわり」と「待て」をさせ、犬が落ち着いたらあげるようにします。

これは「おすわり」や「待て」をしつけているのではなく、犬に落ち着いていることが好ましい行動だと教えるためです。

犬にとっても食事はテンションが上がる楽しい時間なので、多少、テンションが上がっていてもきちんとお利口にしていれば、合格ということでエサを与えて下さい。

あまり犬を長く待たせると、犬のイライラが頂点に達して、攻撃性を引き出す可能性があります。

そのため、食事前に「待て」をしつけることもおススメしません。

食事前の待てはあまり長くやり過ぎると、「おあずけ」になり、芸になる上に、犬に多大なストレスが掛かるからです。

食事前の待てはあくまでも犬を落ち着かせる手段ですから、「待て」を教えるのは別の時間にして下さい。

犬がもっと食べたいと騒いでも、きちんとドッグフードの規定量をあげているのであれば、それ以上、あげないで下さい。

犬は食べられるだけ食べたいと考える動物なので、好きに食べさせると太ってしまいますし、クセになります。

犬が健康なのに、ごはんを食べない時は?

ドッグフードよりもおいしいものを犬にこっそりあげたりしていると、犬はドッグフードを食べなくなることがあります。

元々、ほとんどの動物は人間も含めて、1日や2日食べることが出来なくても生きることが出来るような仕組みの体になっています。

そのため、犬がごはんを食べない時はさっさと食事を片付けます。

こうすることで、犬はまたドッグフードを食べるようになります。

なお、犬がごはんを食べないのを心配して、犬の好きなものを与えるとクセになり、変えることができなくなります。

これでは犬にしつけられている状態ですから、犬が余程の老齢や病気でなく健康な限りは心配する感情をきちんと抑えましょう。

犬のわがままが進むと、犬は最後、人間を噛んででも言うことを聞かせようとするようになります。

この状態になると、対応出来るドッグトレーナーも限られますし、犬が病気になっても病院にもつれて行けない可能性もあります。

最悪、この状態になると飼い主が後悔しながら犬を手放してしまうことも少なくありませんから、目先の満足よりも未来の満足を見据えて下さい。

まとめ

犬にごはんをあげる時は犬に「おすわり」と「待て」をさせます。

これは犬に落ち着いていることこそが正しい行動だと教えるためです。

しかし、大好きな食事前なので、テンションが上がっていたとしても、犬がそれをきちんと抑えてお利口にしているのなら、エサを与えて下さい。

犬を長く待たせると攻撃性を増してしまう可能性があります。

犬がいつものごはんを食べなくなった時は、いつものごはんをさっさと片付けます。

健康な犬ならば、1日や2日、ドッグフードを食べなくても問題はありません。

犬が望むとおりにおいしいものをあげるでは犬にしつけられたといっても過言ではなく、今後、犬と人の関係が変わっていく可能性も否定出来ません。

ただし、当然ながら、重い病気や高齢といった弱っている場合は配慮が必要です。

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