犬と暮らし始めた飼い主にとって、しつけはいつからいつまでやるものなのか迷っている方もいることと思います。
愛くるしい犬との生活は楽しいことも多いですが、しつけに手を焼いている人も多いのが事実。
「いつまで続くんだろう」と思っている方もいるかもしれませんね。
しつけを始める時期と手が掛からなくなるまで
犬は生後2ヶ月から6ヶ月頃は社会化期と呼ばれ、多くの人々と触れ合います。
この時期に様々なものに触れ、人や他の犬、外の世界に慣れさせます。
そのため、まだワクチン接種が済んでいなくても、飼い主が子犬を抱き上げて外を散歩し、外に早い段階から慣らすのが理想です。
家に来た直後からトイレトレーニングを行い、生後4ヶ月頃からはおすわりや待てを教えます。
散歩が出来るようになってからは、犬の事故を防ぐために、リードを引っ張らないで散歩することを教えます。
その後、犬によって個体差がありますが、電柱や風といったどうでもいいものでも怖がるようになる恐怖期、思春期の中高生のような反抗期がやってきます。
全ての子犬がしつけでは手が掛かりますが、手が掛からなくなる時期については個体差があります。
お座りといったコマンドを覚えやすい犬もいれば、覚え辛い犬もいます。
しつけはいつまでやればいい?
しつけはお座りやおいで、待てを教えるだけではありません。
犬と暮らすということは家に大人にならない子どもがいることと変わりがありませんから、いつまでという区切りをつけることは出来ません。
しつけが一段落したと思い、お利口さんにもしていたので、つい甘やかしたら、増長して、飼い主も手に負えなくなったというケースはとても多いです。
こういう部分も人間と一緒です。
そのため、ダメなことはダメ、良いことは良いとしっかりと教え続ける必要があります。
犬を可愛がる時は撫でたりするのではなく、一緒に遊んだり、何か手伝ってもらったと共同作業をしましょう。
働くことが好きな犬は多いですし、これならご褒美におやつや撫でることをしてあげることが出来るので、増長することも少ないでしょう。
まとめ
犬のしつけをいつからいつまですればいいかですが、犬が家に来てから、元気でいる間ずっと続くというのが答えです。
一緒に暮らす家族だからこそ、ダメなものはダメ、良いものは良いと教え続ける必要があります。
犬によっては飼い主のリーダーになりたがる子や縄張り意識が強い子など様々います。
しつけ方によってはそのこと飼い主に合わないことがあります。
トレーナーによっても市販されている本でも千差万別です。
そのため、飼い主がもっとも納得出来るしつけの考え方と方法で、犬にあったしつけを行いましょう。