犬のしつけで困っている方の中にはDVDの購入を検討している方も多いかもしれません。
訓練士のしつけをDVDで繰り返し見ることが出来るのが最大の利点といえそうです。
しかし、犬のしつけは訓練士によってそれぞれ方法が違うため、飼い主と犬がどのような関係を構築したいのかを意識して選ぶ必要があります。
どのようにして選べばいいのかポイントをお伝えします。
まず、最初に訓練士の経歴をチェック
犬のしつけは様々な理論や方法があります。
それだけ、犬の個性によって最適なしつけが違うということでもあります。
まずはDVDを購入する前にチェックしたいのが、そのDVDを監修もしくは製作した訓練士の経歴です。
警察犬を訓練してきたというような人の場合は犬と人との服従関係の構築を重視し、徹底したルールを作るところから始める場合があります。
確かに、犬と人との生活にはルールが必要ですが、あまりにもルールが厳格過ぎると人間側は窮屈に感じることがあります。
外国で学んだという人は学んだ国の調教理論を取り入れている人が多いです。
外国ではその国によって多少考え方は違いますが、完全なる家庭犬飼育のしつけ方があり、主従関係よりは人を親、犬を子として親子関係を築くのが理想とするものもあります。
訓練士によって犬に対する思想が違うので、飼い主が最も共感出来る訓練士のDVDを購入するべきです。
そうでなければ、自分には合わない方法で犬をしつけることになりかねません。
しつけ方をチェック
訓練士が学んできたものに多少の違いがあるため、人によってもしつけ理論が異なります。
警察犬訓練をしてきたような訓練士のDVDなら、問題行動を起こす犬に対して天罰方式など多少、荒い方法で行動をやめさせることもあります。
他にも、チョークチェーンなど道具をメインに使う人、補助として使う人、道具は一切使わない人と様々です。
どのようなしつけがもっとも犬に効果があるかは分からず、天罰方式が効く犬がいれば、チョークチェーンを使うべき犬もいます。
犬に合ったしつけも大切ですが、犬に対してもっとも効果があるのは飼い主が本気になることです。
どんなしつけDVDでも飼い主が甘く見られている内は犬を変えることは出来ません。
まとめ
犬のしつけDVDはたくさんあります。
犬の上下関係を徹底する旧来の方法から科学的見地から効率よく犬をしつけようとするものまで。
どれがいいのかというのは飼い主と犬によって違います。
体育会系のような上下関係が馴染むような飼い主ならば、犬との上下関係を徹底させる方法がいいでしょう。
一方で、犬と楽しく暮らせればいいという人は、親子関係を目指す家庭犬のしつけメソッドを選ぶべきです。
噛むという問題行動をするのなら、噛む行動を矯正してきたような訓練士のDVDを選ぶべきです。
有名な人のだからと選んでしまうと納得出来ないものを選ぶこととなりますから、しっかりと犬の状態、犬と目指したい関係を意識してDVDを選びましょう。