犬がトイレじゃないところで排泄をしてしまった。
この時、飼い主は決して怒らないことが大切で、淡々と排泄物を片付けることが大切です。
トイレじゃないところで排泄をしてしまうのは何かのメッセージであることがありますから、何故、排泄をしてしまうのかをしっかりと把握することが問題改善への第一歩です。
目次
犬がトイレじゃないところで排泄をする理由
病気・高齢・怪我
なんらかの肉体的変化が原因でトイレで排泄が出来なくなり、トイレじゃないところでで排泄をしてしまうという状態です。
動物病院で治療をする必要がありますが、病気の内容や高齢の場合はどうすることも出来ない場合もあります。
しつけ不足
犬がトイレの場所を知らないかトイレで排泄をすることを知らない状態です。
子犬の世話はつきっきりが理想ですが、現在は共働き家庭も多く、しつけの時間が限られることが多く、トイレのしつけを失敗してしまう人も少なくありません。
しかし、気長にしつけを続けていきましょう。
分離不安症
犬が留守番などをすると、1人にされた寂しさから精神が不安定になり、暴れたりずっと鳴き続ける場合があります。
これを分離不安症と呼びます。
この時、トイレじゃないところで排泄をするのも特徴です。
構ってほしい・ストレス・情緒不安定
犬は人に構ってもらえなくなると、問題行動を起こします。
その中の1つにトイレじゃないところで排泄をするというものがあります。
環境が激変したや何かショッキングな出来事でストレスを感じたり、情緒不安定になった時もトイレじゃないところで排泄をするようになる場合があります。
興奮し過ぎ
俗にいう嬉ションです。
服従をしていますとアピール
気が弱い、トラウマを持っているといった性格の犬は服従をアピールするために、仰向けになって少量のおしっこをすることがあります。
恐怖を感じている
強い恐怖に直面すると犬もお漏らしをしてしまいます。
犬を撫でるなどして、落ち着かせましょう。
マーキングのため
オス犬はマーキングのために、様々な場所で排泄をします。
散歩中であることもあれば、室内でマーキングをする犬もいます。
犬がトイレじゃないところで排泄をするようになった時の対処法
精神的に不安定な犬
犬が精神的に不安定になった原因はなんでしょうか?
根本的な問題を解決しなければ、トイレの問題も解決は出来ません。
一緒に暮らし始めたパートナーが犬嫌いなどで犬とパートナーの相性が悪く、結果的に犬を閉じ込め、飼育していたらトイレじゃないところで排泄をするようになったというケースもあります。
閉じ込められて生活をする犬にとってはストレスしかないわけですから、問題行動が起きるのは当然です。
しつけの問題ではないので、しつけでなんとかするのは難しいケースになります。
分離不安症ならば、外出前におもちゃを与えるなどして犬が夢中になっている時に外出をするか犬にお座りをさせて落ち着かせてから外出をします。
興奮し過ぎ
嬉ションを改善することは簡単ではありません。
犬自身もコントロール出来ないからです。
せめて、トイレの回数を増やすなどすれば、嬉ションの量を減らすことは出来ます。
マーキング
マーキングをさせないためには、犬が立ち止れないように早歩きでどんどん進んでいくことが大切です。
立ち止まるのは犬が排泄をしてもいい時だけです。
服従をしていますとアピール
飼い主が特定の行動をした時だけ服従のアピールで排尿してしまうという場合、その特定の行動を犬の前でしないようにするのが一番簡単です。
改善方法としては犬にオムツをつけて、わざと服従のアピールを犬がするように仕向け、した瞬間に飼い主はそっぽを向き、無視をするという方法です。
他には犬に仕事を与えたり、一緒に何か競技をすることで、自信を犬につけさせることで改善する可能性があります。
まとめ
犬がトイレじゃないところで排泄をするようになったのは様々な理由があります。
犬が問題行動で何かを訴えている可能性も否定出来ません。
その一方で、マーキングといった犬の本能によるものやしつけ不足といった飼い主に問題があるものまで様々です。
問題を改善するためには原因をハッキリさせ、その原因に適した問題改善のための方法を実行することに尽きます。