ある日、犬が自分の毛を引っ張るようになった。
最初はちょっとした遊びなのかなと思っていたら、どんどん酷い状態になり、どうすればいいのか分からない……。
何故、犬は自分の毛を引っ張るのでしょうか?
飼い主はどうすればいいのかを解説します。
犬が自分の毛を引っ張る理由はストレス
病院に行って異常がなければ、犬はストレスから自分の毛を引っ張っています。
いわゆる自傷行為というものです。
驚く方もいるかもしれませんが、犬も自傷行為をすることが分かっています。
ストレス性の行動としては他にずっと吠える、自分の尻尾を追い掛け続ける、変なものを食べるといったものがあります。
ストレスの原因は多種多様です。
留守がちな飼い主に飼われたために信頼構築が出来ず、情緒不安定になることもあります。
引っ越しや飼い主が変わったりなどで急に環境が変わることも原因になります。
運動不足、ずっと狭い場所に閉じ込められているなどがあります。
他には、新しく同居人が増えたりして、その人に馴染めないなど。
もっと神経質な犬になると、来客が来たなどもストレスの原因になります。
犬が毛を引っ張る時の対処法
犬のストレスを解消することが1番です。
飼い主や家庭環境が悪いと犬も影響を受けてしまい、荒れます。
犬の問題行動の中には、原因は犬ではなく飼い主と家庭環境だったということが少なくありません。
そのため、飼い主や家庭環境が荒れているという場合は、犬を直すのではなく、飼い主や家庭環境を直すことのほうが先決です。
飼い主に問題がない場合は犬の生活を見直します。
犬は本来、獲物を求めて、縄張りを歩く動物なので、長時間、狭い場所に入れたり体を充分に動かせない状態に置くのはよくありません。
犬にとって必要な運動量は違うので、しっかりと犬に合った運動量を確保し、狭い場所には入れないようにしましょう。
新しく一緒に暮らし始めた恋人や配偶者が犬を嫌い、閉じ込めることしか出来ないという人は、残念ですが、犬の幸せを求めて新しい飼い主を責任を持って探す必要もあると思います。
留守がちで犬にあまり構ってあげられないという人は、犬と信頼関係を構築するためにも家にいる間はずっと一緒にいましょう。
犬は群れの動物なので、社会性が高く一人ぼっちは苦手な性格をしています。
まとめ
犬が自分の毛を引っ張るのはストレスが原因であることが多いです。
飼い主や家庭が荒れて、その影響を受けることもありますし、あまりにも1匹でいる時間が長いために精神病になってしまうこともあります。
他にも、環境が変わったり新しく一緒に暮らし始めた人に馴染めないなど原因は様々です。
飼い主は犬のストレスを解消するために様々な努力をする必要があります。