犬がティッシュやトイレットペーパーの芯を食べてしまった場合、中型犬や大型犬は排せつされることがほとんどなので、あまり問題にはなりません。
しかし、小型犬の場合は食べた量にもよりますが、最悪、腸閉塞になってしまう場合もあります。
ティッシュよりはトイレットペーパーの芯のほうが食べても問題になる可能性は低いですが、それでもやめさせたいものです。
どうすればいいのかをお伝えします。
目次
犬がトイレットペーパーの芯を食べる原因
食べ物ではないようなものでも食べる犬というのは運動不足だったり、好奇心や狩猟本能が日常で満たされていないことが多いです。
飼い主は犬の狩猟本能や好奇心を遊びを通してきちんと満たしているでしょうか?
犬種にフントやテリアとついているような犬は小型犬が多いですが、元は狩猟犬なので、1時間は動き回ってもへっちゃらな犬が多いです。
1時間くらい散歩をしていると思っても、持久力があり、走ることが得意な犬にとっては人間の歩行速度は物足りないことがあります。
つまり、犬によっては1時間の散歩でも物足りないことがあるのです。
それに、犬は好奇心が旺盛ですから、あまり刺激がない日常はつまらなく感じてしまうことでしょう。
犬の好奇心と狩猟本能を満たすことが、犬の日常を明るくし、トイレットペーパーの芯といった変なものに興味を持たせない秘訣です。
犬がトイレットペーパーの芯を食べなくさせる方法
トイレットペーパーの芯を犬の手が届かない場所に置く
1番、手っ取り早い対策は食べることが出来ないような場所に置くことです。
しかし、原因が犬の運動不足や日常の刺激不足であるのならば、別のものを食べたり、他の行動を起こす可能性が高いです。
散歩を工夫する
犬にとっての散歩は運動不足解消の他に狩りの獲物を探す探索行動の名残ですから、宝探しの冒険のようなものです。
そのため、いつもとは違うルートを通ったり、小走りしたりとちょっとずつ変化をつけましょう。
飼い主が散歩の主導権を持って、ルートを選べるのであれば、犬は、「今日はどこの道を通るのだろう」とワクワク出来るかもしれません。
ボール遊びで狩猟本能を満たす。
犬の嗅覚を使った遊びで、好奇心を満たす。
部屋や屋外のどこかに、おやつを隠し、犬に探させる遊びです。
コツは初回は犬におやつを見せ、隠すところも見せてから、探させます。
うまく、おやつを見つけたら、褒めます。
これで、犬にルールを理解してもらいます。
2回目からは犬におやつを見せ、犬から見えないようにしておやつを隠します。
犬がうまく見つけられない時はヒントを出しますが、あまりにもヒントが早いと、犬はヒントを頼りに答えを見つけてしまうので、折角の嗅覚を使う機会を失うことになります。
これでは宝の持ち腐れになってしまうので、犬がどうしてもダメな時にヒントを出します。
犬の集中力が切れたりすると、うまく見つからなくなるので、遊びを切り上げます。
おやつの準備中に犬が興奮して、鳴いたりした時は作業を停止し、「うるさくすると、遊べなくなる」ということを犬に理解してもらいます。
犬に我慢をさせることで、忍耐力を学ぶ機会にもなります。
まとめ
犬がトイレットペーパーの芯を食べたとしても大量でなければ大抵の場合、排せつされます。
しかし、トイレットペーパーの芯を食べるような犬の場合、運動不足や日常の刺激が不足している可能性があります。
食べることをやめさせるのではなく、何故、食べてしまうのかの原因を探り、しっかりと犬と向き合うことが大切です。
稀に、食べ物以外の物を食べてしまうという犬の中には精神などになんらかの障害を持っている場合があるかもしれません。
あらゆる対策をしても何かしらの食べ物ではないものを食べてしまう犬の場合、犬の問題に精通している動物病院で検査をしたほうがいいかもしれません。