犬は狼から家畜化されていく段階で、吠えることでコミュニケーションを多く取ろうとするようになったといわれます。
そのため、犬が吠えることには様々な意味がありますが、今回は高い声で吠えるのはどんな時かをお伝えします。
目次
犬がポジティブな意味で高い声で吠える時の意味
親しい人や犬に対しての挨拶
少し高い声で、1回か2回強く短い声で吠えます。
驚いた時
少し高めの声で1回だけ強く短い声で吠えます。
好奇心を刺激されるようなものを見つけた時
少し高めの声で、数回短く柔らかく吠えます。
子犬気分になった時
キュンキュンという高い声で鳴きます。
群れの下位の者が群れの上位者に行うことが多いです。
面白かったり楽しい時
少し高い声で、歯を見せずに唸ります。
遊んでいる時などに多く発せられます。
犬がネガティブな意味で高い声で吠える時の意味
寂しい時
この時の鳴き声はいくつかあります。
・長く伸ばした長い声で鳴くことを、時間を置いて繰り返す。
・高い声で吠えた後、遠吠えをする。
ストレス度が増すと、更に声が高くなり、キャンのような吠え声が混ざる場合もあります。
犬をずっと1人っきりにしていると、犬は寂しさから1日中、鳴き続けることもあります。
誰かを呼んでいるため、絶叫のような鳴き声で、周辺の民家にとどろくことすらあります。
飼い主の中には1人で家の中にいるのは暇だし寂しかろうと、庭でお留守番をさせる人もいます。
庭で留守番をさせても寂しさは変わらないため、結果的に何時間も寂しさから高い声で吠えることもあります。
犬も見ず知らずの通行人にすぐに懐くほど単純ではないので、結果、周辺住民は犬の鳴き声という騒音に悩まされることもあります。
自己防衛の意思を表現している
少し高めの声で唸った後に吠える場合は、相手が戦うのであれば、受けて立つぞという意思表示です。
しかし、自信があまりない犬が出す声なので、本音としてはこの威嚇で相手には引いてほしいと思っていることでしょう。
強がりからの威嚇
声に高低がついていて、声が途切れ途切れになる場合、戦うかもしれないし逃げるかもしれないというハッキリとしない場合に多いです。
犬がこの鳴き声をあげていても強がっているだけと軽い気持ちで近づくのはやめましょう。
威嚇は攻撃するぞという警告でもあるので、噛まれる可能性は捨てきれません。
痛み
犬は痛みにはとても強く、あまり積極的に表現しようとはしません。
しかし、あまりにも体が痛いと、キャンキャンと非常に高い声で吠えます。
まとめ
犬が高い声で吠えるのはポジティブな感情を表現している時もあれば、ネガティブな感情を表現していることもあります。
どちらなのかは状況から判断します。
犬を飼い続けているとある程度、犬の感情表現も分かってくるものです。
犬が高い声で吠えるからと単純に嬉しい気持ちを表現しているわけではないので、犬の雰囲気や毛の逆立っているかも確認し、近づいていいかどうかを見極めましょう。