トイレトレーニングは出来ているのに、お留守番をさせるとトイレを失敗していて困ってはいませんか?
この場合、飼い主がいると、犬はきちんとトイレが出来ているのに、いざ、留守番をさせてみると、トイレ以外の場所に排せつ物があったりして、飼い主を困らせます。
原因と対策を解説します。
留守番をしている犬がトイレを出来ない理由
分離不安と呼ばれる症状です。
分離不安とは自分だけになった犬が寂しさから問題行動を起こしてしまうというものです。
主な症状は無駄吠え、家具破壊といったもので、トイレの失敗も含まれます。
元来、群れ生活をする犬は留守番のような自分だけが家に取り残される状況はとても苦手なのです。
子犬の頃に過度に甘やかされたり、人間に捨てられた過去を持つ犬の場合、飼い主への依存度が高まることが多く、1人でいたくないという気持ちが強まるようです。
トレーニングを中心に、症状がひどい場合は投薬も視野に入れ、改善を目指します。
分離不安の改善方法
犬を留守番に慣らさせるためのトレーニング
飼い主と犬が同じ部屋にいる時間が長い場合、飼い主が犬から離れる時間を作ります。
まずは別の部屋で過ごす時間を作り、犬が慣れてきたら、飼い主は短時間の外出を行います。
これを繰り返し、犬の人への依存度を下げていきます。
外出前に犬の気を逸らす方法
分離不安は飼い主が外出してから30分がもっとも症状が激しいと言われています。
そのため、最初の30分をやりすごすために、犬におもちゃを与えます。
転がすと、おやつが出てくるおもちゃは、様々な固さのおやつを入れておくことで、出辛くなり、長い時間遊ぶことが出来ます。
外出前に犬を落ち着かせ、問題行動を抑える方法
外出前に、犬がそわそわしたり少し興奮している場合、お座りをさせ、落ち着かせます。
理想はリラックスした状態に犬を導くことです。
まとめ
犬が留守番をした時、トイレを失敗してしまうのは分離不安と呼ばれる症状です。
分離不安とは1人になった孤独や暇といった事情から、問題行動を起こしてしまうことをいいます。
基本的な対策はトレーニングで飼い主が家にいる時も、犬といる時間を減らしたりして、犬が1人でも大丈夫な状態を作ることを基本にします。
飼い主が家にいる間はトレーニングをしながら、外出前は30分くらい時間を潰せるようなおもちゃを犬に与える、もしくは外出前に犬をリラックスした状態にさせるのどちらかを試してみます。
分離不安の症状がひどい時は動物病院に相談し、精神を安定させるような薬を処方してもらう方法もあります。