初めて、我が家に迎えた犬。
最初にやりたいのが信頼作りとトイレのしつけです。
ですが、どのように教えればいいのか分からない、教えてもうまくいかないという方が多くいます。
犬のトイレの教え方についてお伝えします。
目次
犬のトイレの教え方
主な方法は2つあります。
(1) 犬がそわそわする、床の臭いを嗅ぐといったそぶりを見せたら、トイレに連れていく。
生後2ヶ月から3ヶ月の子犬は約1時間に1回トイレをするので、その時間帯を見計らいます。
(2) 部屋中もしくはある一部のエリアにペットシーツを敷き詰める。
犬がペットシーツの上に排せつをするものと学習したら、徐々にペットシーツを狭くしていき、最終的にトイレの場所だけにペットシーツを敷ければ成功です。
長くて数ヶ月間行うことが多いです。
犬の知能と体の発達が未熟な子犬は、教えても忘れてしまうことが多いので、気長にやります。
ペットシーツにおしっこのにおいがするスプレーなどをつけることで、犬がその場所で用を足しやすくなります。
どの教え方でも成功したら、大袈裟に褒めてあげることが大切です。
ただし、子犬が成長し、トイレも覚えたと一息ついた頃に、ケージの中に寝床とトイレを一緒にしている場合、いくら教えてもトイレの成功率が著しく落ちることがあります。
理由は本来、成犬は寝床や食事の場所とトイレを分けるというきれい好きな性質を持っているから、この性質に目覚めたのでしょう。
人間に例えると、トイレでの眠りと食事を強制させるようなものですから、そんな状況を本能から嫌がり、かたくなに別の場所で排せつをする犬もいます。
再度、トイレで排せつするようにしつけますが、忍耐が必要です。
一方で、問題が出始めた頃に寝床とトイレを分け、新しいトイレの場所を教えると、1日で成功した犬も多いです。
トイレのしつけに限らずですが、犬の習性や本能を利用したしつけは早い時間で成功しやすいです。
犬のトイレのしつけでやってはいけないこと
(1) 叱る
犬は自分が排せつをした場所が悪かったと思わず、自分が排せつした行為が悪いと解釈をしますから、排せつの問題で怒ることはタブーです。
犬が足元のペットシーツを見つめながら、おしりはペットシーツの上に乗っていない状態で排せつした場合は、犬はペットシーツの上に排せつをしていると信じているので怒ってはいけません。
(2) トイレの場所を頻繁に移動させる
トイレの場所が移動したら、犬はトイレの場所を覚え直すところから始めなければなりません。
そのため、一度、決まった犬のトイレの場所は変えないことが大切です。
まとめ
犬のトイレの教え方は用を足しそうな時、犬をトイレに連れていくか部屋中にペットシーツを敷き詰め、ペットシートの上に用を足すものだと教え、徐々にペットシートを狭くしていくのどちらかの方法が多いです。
少し成長し、トイレを覚えたのもつかの間、トイレの横が寝床の場合、かたくなにその場所で用を足さない犬も出てきます。
これは成犬のトイレと寝床を分けるという習性が目覚めた結果です。
トイレを移せない場合、犬の習性に反するしつけをしなければならないので、飼い主には忍耐が求められます。
一方で、犬のトイレと寝床の場所を離すという犬の習性を利用した教え方をした場合、1日で習得したという犬も多いです。
一般的に、トイレに限らず、犬の習性を利用したほうがしつけは早く出来るようになります。