トイレ覚えない犬へのしつけ方

犬がトイレ覚えない……。

現代の飼育環境ではこのような悩みを持つ飼い主は少なくありません。

子犬から飼い始めた人は大体、トイレの問題に悩むものですが、特に悩んでしまう飼い主がいるというのも事実です。

トイレ覚えない犬にどうトイレを教えればいいのでしょうか。

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犬がトイレ覚えない原因

犬がトイレ覚えないと悩む飼い主は、1日中、犬をケージの中に入れて1匹で飼育をしているという場合がとても多いです。

ペットショップから子犬は1日中寝ているから、1匹で留守番をさせても大丈夫と言われた人もいるようですが、それは間違いです。

子犬が起きている時間はつきっきりでトイレの世話をすることで、自然とトイレを教えることが出来ます。

犬とトイレを一緒のケージに入れておいても、犬はトイレを学習することは出来ません。

人間の赤ちゃんにトイレトレーニングをするのと一緒です。

他にも一緒に遊んだりして情緒を育み、生活のルールを教える必要があります。

1日中、ケージの中で育てられた犬は情緒面に問題が出て、問題行動を起こす確率が高まることが分かっています。

哺乳類として不自然な育て方をされた弊害と言えます。

犬は人間よりも物覚えが悪いので、人間の何倍もの回数で同じことを教えてあげなければいけません。

ケージで1日中、飼育される犬は人との信頼関係構築の時間が短く、あまりよく分からない人からしつけをされるという状況になります。

しかも、ケージ暮らしでは基本的なケージの外での生活のルールも分かりません。

近年は共働き家庭など犬を世話出来る時間が少ない家庭でしつけに多大な時間が必要な子犬が飼われることも多く、トイレのしつけがうまくいかず、オムツを常時つけている犬もいるのが現状です。

トイレ覚えない犬への教え方

犬は生後半年くらいから、ケージの中にトイレをすることを嫌がるようになる年齢になります。

その場合はケージの外にもトイレを用意することが理想です。

ケージの中のトイレは留守番の時、ケージの外のトイレは普段の時と使い分けることが出来るようにしましょう。

トイレは場所を取るので嫌がる飼い主もいるのですが、人間だってトイレで寝食しないのと一緒です。

犬は動物だからいいじゃないかという人は、犬の習性を理解していません。

トイレと食事の場所が一緒で1日中、ケージの中に入れても大丈夫な動物はうさぎです。

勘違いしないようにしましょう。

動物のしつけで大切なのは、その動物の習性を理解し尊重することです。

動物園や水族館のショーも警察犬も基本的には動物の習性を利用しています。

習性に反したしつけをすれば失敗するということを理解して下さい。

基本的なトイレのしつけは犬をケージの外に出し、ソワソワしたらトイレに連れていくを繰り返すことです。

楽な方法はありません。

トイレに連れていっても、引っ込んでしまい排泄をしない場合は遊び直して、次のタイミングを待って下さい。

ただし、日頃からケージの中に入れられている犬を、ケージの中のトイレに連れていくと、閉じ込められると勘違いし、我慢するようになることがあります。

その場合は、ケージの外にトイレを出すか新しいトイレを用意して下さい。

犬が遊ぶ近くにトイレを用意し、すぐに連れて行けるようにしましょう。

犬に覚えてほしいのは、「排泄はトイレでするもの」「トイレに着くまで排泄は我慢するもの」の2つです。

一度置いたトイレの場所を移動してもいいのかと思う人もいると思いますが、頻繁に移動をしないもしくはケージから出してケージに戻す程度なら、犬も混乱しないので大丈夫です。

新しくトイレを設置する場合は、犬にトイレの場所をきちんと教えてあげればいいでしょう。

まとめ

犬がトイレ覚えないという問題はとても多いです。

犬にあまり時間が割けないという人間の生活環境とつきっきりで誰かがいないといけないという子犬の生活環境がミスマッチを起こしていることが原因でしょう。

トイレの問題に限らず、しつけに関する悩みも多いので、現代日本では犬はもっとも飼育に向いていない動物といえます。

トイレのしつけは犬がソワソワし出したら、犬をトイレに連れていくを何回も繰り返すことにつきます。

しつけに裏技も近道もありませんから、根気強く犬と付き合いましょう。

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