犬にとって噛むという行為はとても重要なものです。
犬は手がないため、噛むことで様々な情報を得るのです。
しかし、家庭において、家具を始め、なんでも噛まれるのは困りものです。
どうすればいいのかをお知らせします。
目次
犬が家具を噛む理由
子犬ならば、歯が生える時にかゆいので、あらゆるものを噛んでしまいます。
この時、きちんと噛んでいいものと噛んではいけないものを教えないと、成犬になっても噛み癖が収まらず、家具を噛んでしまうということがあります。
噛んではいけないとしつけをされた成犬が噛むようになった場合はストレスが原因の1つと考えられます。
飼い主は忙しさから犬に構う時間が減ったり、散歩の時間が減ったりしていませんか?
その犬にとって最適な運動量が確保できない場合、有り余ったエネルギーを問題行動で発散する傾向があります。
犬が家具を噛む時の対処法
(1) 噛んでほしくないものに、専用のスプレーや薄めた酢、レモン果汁を吹きつける。
噛んだ時に、犬にとって不快な臭いや味が何回もした場合、噛むことはなくなっていきます。
(2) 噛んでほしくないものにワサビや唐辛子を塗っておく。
犬にとっては嫌な臭いがするので、噛みたくなくなります。
(3) 「ダメ」と短く叱る。
噛んでいる時、もしくは噛む直前に、「ダメ」と短く叱り、部屋を出ます。
これで、犬は噛んではいけないと学びますが、原因がストレスや運動不足ならば、叱っただけではダメでしょう。
(4) 一緒に遊ぶ。
犬が淋しさから家具を噛むのなら、飼い主が犬と一緒に遊んであげる必要があります。
忙しくてもなんとか時間を捻出しましょう。
(5) 犬にたくさん運動させる。
犬にエネルギーが有り余っているのなら、家具を守るためにも飼い主が発散させるしかありません。
若くて活発な犬や体を動かすのが好きな犬種の場合、週末にドッグランで発散だけでは到底足りないはずです。
飼い主のほうがクタクタになってしまう場合、犬をルームランナーに乗せることや散歩のために人を雇うことを検討して下さい。
(6) 犬を1人にしない。
飼い主が仕事から帰宅した時、犬が家具を噛んでいるという場合は1人にされたストレスです。
本来、犬は1人=飢えに直結という生き物なので、1人にされた時のストレスは人間とは比べ物になりません。
それに、犬の寿命は長くて20年ですから、寿命80年の人間にとっては単なる10時間でも、犬にとってはとても長い時間です。
1人にしなきゃいけないという時はスピーカー付きカメラなどが販売されていますから、定期的に犬に話し掛けるなどの対策を取って下さい。
まとめ
犬が家具を噛むことで、家中ボロボロという飼い主は多いですが、主な原因は犬が噛んでいいものと悪いものを知らない場合と、犬のストレスや運動不足といった場合の2つに分かれます。
犬に噛んでいいものと噛んで行けないものを知らない場合は、噛んではいけないものを教える必要があります。
噛んだ時に苦く感じたり、犬にとっては不快なお酢やレモン果汁を薄めたものやわさびや唐辛子を家具などにスプレーをして、嫌な思いをさせるのも効果があります。
しかし、犬の運動不足やストレスが原因の場合、犬でも抑えられないため、スプレーで止めることは難しく、止めることが出来たとしてもまた別の問題行動が出る可能性が高いです。