犬が喧嘩の時に首に噛み付くけど大丈夫なの?

ドッグランなどではじゃれあいの一環で犬同士が喧嘩をすることがあります。

その時、首に噛み付くことは珍しくありません。

飼い主の中には怪我をさせたらどうしようと不安になる人もいるようです。

何故、犬はじゃれあいの喧嘩とはいえ、首に噛み付くのでしょうか?

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犬にとっての喧嘩とは?

犬にとっての喧嘩はじゃれあいの他に力関係を決める儀式のようなものでもあります。

この力関係は絶対ではなく喧嘩をしながら、上位と下位が入れ替わりあうということも珍しくなく、この辺りの感覚は犬個人の考えにより違うといったほうが正しいようです。

そのため、自分は絶対に上位なんだというガキ大将のような犬がいるのも確かです。

じゃれあいの喧嘩をよく見ていると分かりますが、狩りの動きが多数入っており、狩りの予行練習と言えなくもありません。

しかし、仲間や友達の犬を狩るつもりはなく、あくまで甘噛み程度の力加減で首に噛み付くのです。

この動作は獲物を仕留める動作の再現です。

多くのじゃれあいの喧嘩はお互いが怪我をしないように加減し合うので、首に噛み付くことがあってもほとんどは怪我をしません。

しかし、遊びから本気に発展することもありますから、その場合は止める必要があります。

他にも止めたほうが良い喧嘩は片方の犬が一方的に攻撃されている場合です。

犬の本気の喧嘩のシグナル

飼っている犬と日頃からコミュニケーションを取っていれば、元々、凶暴な犬でない限り、普段とは様子が全く違うのですぐに違いが分かるはずです。

分かりやすい変化としては声がとても低くなる、歯を剥き出しにする、尻尾を立てる、毛が逆立つ、急所を狙うになります。

歯の剥き出し具合で攻撃の本気度が分かります。

じゃれ合っている時も歯を出すことがありますが、本気の時はもっと露骨に剥き出しにします。

このような状態になったら、人間も近付くのが危険なのですが、取っ組み合う前に2頭を引き離すことが大切です。

多頭飼いでは犬の序列が決まらないや犬同士の縄張りが決まらないなどで容易に本気の喧嘩に発展するので、しっかりと犬の間で解決するまでは注意が必要です。

まとめ

犬が喧嘩の時に首に噛み付くのは獲物を仕留める動きの真似です。

実際のじゃれあいの喧嘩では仲間や友達の犬が怪我をしないように、犬同士加減しながらじゃれていますから、放っておいて構いません。

大型犬と小型犬くらい体格差があったとしても、本人同士は仲が良いということもありますから、余程、飼い主側が心配しない限りは様子を見るのもアリです。

じゃれあいが興奮のし過ぎで本気の喧嘩になることもありますから、その場合は引き離します。

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