真夜中、犬が誰もいない方向に吠えていて不気味だった。
時々、誰もいない方向に吠えて、あまりのうるささに、「うちの犬は馬鹿だ」と嘆きたくなった。
このような経験は多くの飼い主さんがしています。
ネットでは犬が得体の知れないこの世のものではないものを見ているとする方もいるようです。
実際、犬と人の目の見え方は違うので、何か見えているのかもしれません。
目次
犬が誰もいない方向に吠える理由
犬と人間の聴覚を単純に比較することは出来ませんが、距離だけならば、人間の4倍先の音を聞き分けています。
そして、人間よりも可聴域が広いのも特徴です。
そのため、人間には聞こえない電子音や遠くの音に反応し、吠えているのです。
自然豊かな場所に住んでいる人の飼い犬が毎晩、吠えていたので、「馬鹿犬だ」と飼い主が嘆いていたら、その犬の死後、周辺の畑が深夜になったら動物に荒らされるようになったという話もあります。
つまり、犬は吠えることでその獣たちを追い払っていたわけです。
他には、犬は嗅覚も優れていますから、そちらの方向から何か臭いがしていることも考えられます。
ただ、犬が何に吠えているのかは不明ですから、ねずみや野良猫が走る音や鳴き声の場合もあれば、隣の家の物音かもしれません。
犬が吠えるのを止める方法は?
犬に吠える必要がないというのを教えることが出来れば、それが一番良いでしょう。
犬が吠えている時に犬を呼び、おすわりをさせてから、おもちゃで遊んであげ、音から気を逸らす方法。
犬が吠えている時に、犬に気付かれないように転がすとお菓子が出るおもちゃを犬の目の前に投げて、お菓子を食べさせることで音から気を逸らす方法があります。
ただし、犬が吠えるとおやつが出てくると勘違いしてしまう可能性がなきにしもあらずです。
いくら吠える必要がないと教えようとしても犬が気になって仕方ないこともあるでしょう。
グッズでは犬が吠えたら、超音波を発するものがあります。
これは超音波という不快な音を犬に聞かせ、犬に、「吠えたら、嫌な思いをする」と思わせるというものです。
この方法は効果がある犬とない犬がいます。
ただ、超音波以外にも犬が聴きなれないような音のサンプルを、ネットの動画などで探し、吠えたら、その音を鳴らし、意識をその音に向けさせます。
犬がその音に意識を向け、吠えなくなったら褒めてあげる方法があります。
まとめ
犬が誰もいない方向に吠えるのは人間には聞こえない音や臭いに反応しているからです。
聞こえない音は動物や近隣民家の音といったところです。
どんな都市部であろうとも真夜中には夜行性の動物たちが行動を開始します。
そのため、犬が誰もいない方向に吠えていても不気味に思う必要はありませんし、お化けを追い払っているのだという人の言葉を信じる必要もありません。
しかし、犬に得体の知れないものを追い払う能力があるのかお化けがいるのかは現在の科学では不明なため、実際にお化けを追い払っている可能性も否定は出来ません。