パグのしつけ方と性格~吠える・遠吠え

パグはペチャっと潰れた顔と独特の体型が可愛らしいのが特徴の小型犬です。

しかし、先祖は大型犬のマフティス系の犬と言われ、交易を通じて中国に伝わったとされます。

しかし、どのような経緯で小型化していったのかの詳細は分かっていません。

このように歴史が分からないというのは愛玩目的の小型犬にはよくあることです。

愛玩用の小型犬とはいえ、力が強かったり頑固なためしつけに手を焼く方も珍しくはないようですが、どのようにしつけを進めていけばいいのでしょうか?

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パグの性格としつけ方

主な性格は遊び好き・愛嬌がある・注意力がある・頑固・静か・利口・素直・社交的というもの。

利口で素直ではありますが頑固でもあるので、パグのペースに合わせてしつけを進めていく必要があります。

集中力が落ちたり、嫌がってきたらしつけを切り上げ、休憩時間を設けましょう。

飼い主がスパルタに傾くと拗ねてしまい、しつけがやり辛い状態になる場合もあるので、褒めて伸ばすということを心掛けます。

パグに限らずですが、あまり構ってあげないと注目を集めるためにイタズラをするようになるので、しっかりと遊ぶ時間を確保しましょう。

静かという性格が知られていますが、吠えるや遠吠えの問題に悩む方も少なくありませんので、子犬の頃からしっかりとしつけましょう。

パグの吠える・遠吠えのしつけ方

吠える

何故、吠えるようになったのか原因を知ることが重要です。

ストレスを抱えていても吠えるので、ストレスの解消をしなければいけません。

子犬の頃は体の発達がまだ未熟なので、吠えてもあまり大きな声ではないので注意をする人は少ないです。

このせいで、犬が吠えてはいけないということを知らずに成長してしまい、犬としては以前と同じ感覚で吠えているだけなのに、人間が不快に感じるということはあります。

この場合は、吠えることはいけないことと教えてあげる必要がありますから、吠えたら、「ダメ!」と短く強く叱ります。

この時、大切なのはしっかりと怒っているのだと伝わるように、表情と全身でしっかりと伝えることです。

犬は観察力が鋭く、人間がどこまで本気なのかをしっかりと正確に見定めるので、本気で向きあわないと犬は変わりません。

どうしても犬に伝わらないという場合は犬を驚かせる方法があります。

犬が吠えた時、金属製の灰皿など床に投げつけると大きな音がするものを犬の足元に投げつけます。

吠えたら、不快な思いをすると犬が学習をし、徐々に吠えなくなるという天罰方式と呼ばれるものですが、犬に多大なストレスを与える方法です。

遠吠え

どのような時に遠吠えをするのでしょうか。

たとえば、サイレンが鳴った時?

一人になった時?

遠吠えをするシチュエーションにより、意味が違います。

サイレンで遠吠えをするのなら、サイレンの音を犬の鳴き声と勘違いをして、「僕はここにいるよー」と知らせたり挨拶代りの可能性があります。

これを止めさせるのは難しいと思います。

部屋で1頭だけになった時や留守番の時などに遠吠えをする場合は寂しさです。

子犬の頃は甘えたい盛りなので、どうしてもこのように鳴きます。

甘えで遠吠えをする犬に対しては2つの考え方があります。

あえて犬を無視し続けることで、犬に甘えたいからと鳴くのは無駄だということを教える、もしくは犬を呼び寄せるなりして、犬に思う存分に甘えさせてあげること。

どちらがいいのかは正直、犬の性格によるところが大きいですし、飼い主の考え方にもよります。

留守番の時にする遠吠えは寂しさから誰かを呼んでいるのです。

酷い場合は分離不安症と呼ばれ、留守番が出来るように訓練をする必要があります。

まとめ

パグは愛嬌があり、社交的な性格をしています。

生後2ヶ月から3ヶ月の社会化期に家族の人としか接しない場合人見知りになることもあります。

誰とでも仲良く出来る物怖じしない犬に育てるためには社会化期に多くの人と犬と出会い、可愛がってもらいましょう。

頑固な一面があるので、しつけはパグの様子を見ながらマイペースに進めていきます。

スパルタ過ぎると拗ねてしまい、しつけが難しくなったり、イタズラをするようになることがあるので、注意が必要です。

遊び好きなので、しっかりと遊んであげてコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築きましょう。

遊びの中にしつけを上手く取り入れることが出来ればいいでしょう。

医療面での注意点は遺伝病と麻酔に弱い傾向のある個体がいることでしょうか。

避妊去勢は非常に重要ですが、リスクもしっかりと認識をした上で手術という選択をするべきです。

出産させる場合も自然分娩は不可能なので、帝王切開になります。

純血種の犬はどれもが遺伝病のリスクを持っていますが、しっかりとした繁殖をしているブリーダーを見つけることがリスクを減らす方法です。

ペットショップから購入をして、リスクがよく分からないという場合は、遺伝子検査をすることでどのような病気のリスクがあるのかが分かりますから、気になる人は活用するといいでしょう。

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