帰宅時に、犬が吠えるという場合、2つのパターンがあります。
犬がその人の帰宅を喜んで、吠える場合と犬がその人が嫌いで、怒っている場合です。
犬は人と暮らすうちに、人間とコミュニケーションを取ろうとして、吠えるように進化していったという歴史がありますから、嬉しくても当然吠えます。
犬は過去にその人から嫌な目に遭わされた、自分の好きな人がその人に嫌なことをしているように見えたという理由で、特定の人を嫌うということもあります。
どちらのパターンか見極めた上で、静かにしてもらう方法はないものでしょうか。
目次
帰宅時に犬が嬉しくて吠える場合
長い時間、犬は1人ぼっちで留守番をしていると、誰かの帰宅時には嬉しさのあまり、興奮し過ぎて、吠えてしまいます。
犬の寿命は長くても15年なので、人の5時間と犬の5時間の長さは感じ方にもかなりの差があるのでしょう。
金銭的に余裕があれば、ペットシッターをお願いするという方法があります。
しかし、そういうお宅はごくまれでしょうから、いくつかの方法をお伝えします。
帰宅したら、すぐに短時間だけ犬を外に出す。
犬はずっと家の中にいてストレスを感じている状態です。
帰宅後、ほんの2分か3分ほど外に出して、気分転換させることで吠えることを止めさせます。
帰宅したら、犬におもちゃを投げ、くわえさせる。
犬は何かをくわえている状態で吠えることはなかなか出来ません。
そのため、帰宅時だけもらえるおもちゃを用意し、帰宅したらすぐにあげます。
少しでも吠える時間を短くしたい場合は、玄関の犬の手が届かないような場所に用意しておくか、家の中に入ったらすぐにあげれるように工夫しましょう。
帰宅時に犬が嫌がって吠えるパターン
犬との関係を築くことが大切です。
しかし、だからといってむやみにおやつなどをあげれば、犬の狩猟本能を強化してしまったり、犬に下に見られて召使いのようなものになる可能性があります。
犬の狩猟本能を強化してしまった場合も、犬に下に見られてしまった場合も犬の攻撃対象になる可能性がありますから、おやつをあげる時はメリハリを大切にします。
そのため、出来ることから始めましょう。
犬に好かれている家族が犬におすわりや待てを命じ、犬に帰宅時吠えられて困っている人がご褒美としておやつをあげ、褒めてあげます。
ボール遊びも最初は犬に好かれている人と一緒にします。
普段のエサも吠えられて困っている人があげます。
この時、犬にお座りをさせてから、エサをあげることで、「この人は偉い人なんだ」と思わせます。
犬と人間の根比べになりますが、妥協したら負けです。
犬の認識が嫌いな人から、おやつや遊んでくれる偉い人と修正されるまで頑張ります。
まとめ
犬が人の帰宅時に吠えるというのは2つのパターンがあります。
犬がその人の帰宅を喜んでいる場合とその人を嫌っている場合です。
どちらのパターンなのかは犬の雰囲気や様子から判断をしますが、犬との信頼関係がしっかりしているのなら、犬が喜んでいるパターンのほうが多いと思います。
犬がどちらの感情なのかによって対応が違いますから、間違わないようにして下さい。