犬がパニックになって吠える時の対処法

散歩に行った時、犬が何かのスイッチが入った拍子にパニックになったかのように吠えまくる……。

そのスイッチは車の場合もあれば、人や他の犬の場合もあります。

そうなったら、飼い主にも手がつけられず、他の人の迷惑になってしまいます。

どうやって、パニックで吠える犬に対処したらいいのでしょうか?

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パニックで犬が吠える原因

考えられる原因の1つめは社会化の不足です。

犬は生後2ヶ月から3ヶ月頃は社会化期と呼ばれ、多くの人と触れ合う時期です。

何故、この時期が重要なのかというと、この時期がどんな人や物でも容易に受け入れることが出来るからです。

その後は脳の発達により、警戒心が芽生える第二の恐怖期と呼ばれる時期になり、見たことのないものは拒絶するようになります。

理想は生後2ヶ月から3ヶ月の頃に、だっこで散歩や外出に連れて行き、多くの人に会わせることなのですが、予防接種の関係からこの社会化期の後、丁度、第2の恐怖期に始めての散歩を迎えることが多いため、パニックになりやすい犬が多いのです。

社会化期に充分に外部と接触を持たなければ、社会化不足となってしまいます。

もう1つの原因は車や他の犬、人に怖い思いをさせられ、それがトラウマとなってしまったパターンです。

パニックで犬が吠える場合の対処法

パニックの対象となる存在に会わないようにするのが理想ですが、特定の犬や人とかなり限定されていないと無理なことでもあります。

まず、犬がパニックになったら、飼い主は犬の横に寄り添ってあげます。

そうして、優しく胸の辺りを撫でて、落ち着かせてあげます。

この時、「大丈夫よ」など優しく声を掛けてあげるのも効果的です。

犬がパニックになったら、納まるまで撫でてあげながら、待ってあげて下さい。

何回も怖い対象に遭遇し、撫でられている内に、パニックになるくらい怖い対象に対して怖さがなくなっていく可能性もあります。

その辺りは犬のペースに合わせてあげて下さい。

まとめ

犬がパニックで吠える原因は社会化不足か吠える対象にトラウマを持っているかのどちらかです。

原因がどちらであろうとも、対象に対して不安や恐怖を持っていて、追い払うために吠えていることに変わりはありません。

犬がパニックになったら、飼い主は犬の横に寄り添うように立ち、胸の辺りを優しく撫でながら、「大丈夫よ」と優しく声を掛け続けて、完全に落ち着くのを待ちます。

パニックになる度に撫でることを繰り返すことで、不安や恐怖の対象は怖くもなんともないと犬が理解する可能性があります。

それでも、完全な克服には長い時間が掛かるでしょう。

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