飼い主が帰宅した時、来客が来た時、しっぽをはちきれんばかりに振り、吠える。
犬も悪気があるわけではないので、ちょっとくらいなら許してもいいかなと思いたいですが、とても吠える。
近所迷惑になりはしないかと心配をしてしまう。
どうすれば、嬉しいという気持ちからの吠えるという行為を止めることが出来るのでしょうか。
目次
静かにさせる方法1 犬の嬉しいという気持ちを受け止める。
帰宅した時、無視をしたら、「犬が吠えるの良くないらしい」と察してやめたという場合もあります。
要領がいい子は無視でいけないことと理解も出来るでしょうが、無視してもやめないというケースもとても多いです。
犬の中では、「あれ? 嬉しい気持ちが伝わっていないみたい。声量が足りないのかな?」と考え、全力で嬉しい気持ちを最大の声量で吠えて表現する可能性もあります。
その場合は犬の嬉しいという気持ちを受け止めてあげましょう。
飼い主が帰宅時、「ただいま」と静かに声を掛ける。
犬が落ち着くことが大切なので、犬に聞こえるレベルであれば、小さな声でも構いません。
来客の場合も同様に静かに落ち着いた様子で、挨拶をしてもらいます。
その後、静かに犬を撫でたり、外に少しだけ連れ出して落ち着かせます。
外に連れていくのは、長時間、室内にいた場合は外に行きたいという気持ちが犬にもあるからです。
犬に落ち着いていてほしい場合は、帰宅時の飼い主や来客が落ち着いていることが一番大切です。
長時間、犬に留守番をさせていることが犬の興奮の原因ならば、ペットシッターなどの利用も考えましょう。
生来的に興奮しやすい犬というものもいます。
静かにさせる方法2 訓練で止める
手のひらを使った訓練方法
(1) 嬉しい気持ちから吠える犬に、静かに鼻先に手のひらをかざす。
3秒ほど行います。
手のひらでなくてもお座りでも構いません。
(2) 犬が吠えるのを止めたら、ご褒美をあげる。
おやつや撫でるといった方法です。
一時的に吠えるのを止めさせる方法
(1) 事前に持ってこいを覚えさせる。
(2) 帰宅した時、犬に何かを持ってこいと命じ、もってこさせて、褒める。
犬にとって、何かを噛みながら、吠えることは難しいので、何かをくわえさせます。
持ってこいは犬によっては得意不得意が分かれるので、出来ない犬もいます。
これは吠える犬に対して、何かをくわえさせることで、吠えることを一時的にやめさせるだけなので、吠えてはいけないと教えてはいません。
しかし、犬が帰宅時に何かをくわえて、飼い主に持っていくという行動が習慣になることにより、吠えるという行為を忘れる可能性はあります。
まとめ
犬は嬉しい時や悲しい時、怒っている時と吠えることで感情を表現する動物です。
嬉しいから吠えるのを無視したり叱るのは犬も悲しむことになります。
大切なことは、犬が興奮していたら、飼い主は落ち着くことです。
飼い主も興奮すると、犬は飼い主の興奮を察知し、更に興奮してしまいます。