無駄吠えは犬の問題行動の中で最も多いトラブルです。
しかも、ご近所トラブルにも発展しやすいという特徴を持っています。
犬は人間と暮らしてきた歴史の中で、コミュニケーションのためによく吠えるようになりましたし、犬種によっては吠えることが仕事のものもいます。
そのため、子犬の頃からしつけることがとても大切です。
しかし、まだ体が小さく声も小さいためにしつけず、成犬になった頃に悩む方がたくさんいます。
成犬になったからと諦める必要はなく、ペットボトルを使ってのしつけ方をご紹介します。
目次
ペットボトルを使った犬の無駄吠えのしつけ方
方法1 ゴミ袋に大量のペットボトルを投げる方法
ゴミ袋に大量のペットボトルを入れたものを作り、犬に気付かれないように、犬が吠えた瞬間、犬に当たらないように犬の近くに投げます。
ゴミ袋の中でペットボトルがぶつかり合って、音が鳴るのでその音に驚いた犬は黙ります。
方法2 ペットボトルにビー玉などを複数個入れたものを投げる方法
基本は方法1と同じです。
ペットボトルの中に音が鳴るものを入れます。
ペットボトルを使った犬の無駄吠えのしつけのコツ
ペットボトルを犬のそばに投げる方法は天罰方式と言われます。
犬が、問題行動をした時に、犬に気付かれないようにわざと犬の嫌なことを起こします。
犬はこの行動を起こしたら、何故か嫌な思いをする。
この嫌な思いをしたくないから、行動を止めるとなります。
犬に気付かれないように嫌な思いをさせるのがポイントなので、使うのはペットボトルとは限りません。
この方法は犬にストレスを掛けるので、要注意です。
犬に当ててしまうと虐待になるので、当てないで下さい。
効果を最大限に発揮するためには、犬のストレスを常日頃からきちんと解消することが大切です。
人もストレスから変な行動を取ったりするように、犬もストレスで問題行動を起こすので注意が必要です。
犬は知能が高いので、散歩の他に頭も使わせないといけません。
運動不足を解消することと犬の好奇心や本能を満たすことを意識しましょう。
犬に何かを探させることで、どこにあるのだろうと考えさせることが出来ます。
転がすとおやつや餌が出てくるおもちゃに複数のお菓子を入れ、どう転がせば出てくるのかを考えさせます。
ボール遊びでは獲物を追い掛ける狩猟本能を満たします。
散歩は犬にとっては獲物を探す探索行動なので、おろそかにしてはいけません。
犬種と年齢によって出来ない犬もいますが、芸を教えるのも良いでしょう。
犬の肉体疲労の回復はとても早いですが、充分に体と頭を働かせることで満足感を得て、問題行動が減ることがあります。
なお、人に対して威嚇吠えをするなど、何故吠えるのか理由を探すことも大切です。
来客に吠えるなら、協力者を用意して、おやつをあげてもらい、「来客者=おやつをくれる」とインプットしたほうが早い場合もあります。
まとめ
ペットボトルを使ってのしつけは無駄吠えに効果があります。
犬を驚かせて、嫌な思いをさせることで、問題行動をやめさせる方法は天罰方式と呼ばれるものです。
天罰方式を行う前に犬が何故吠えるのかをしっかりと見極めることが大切で、ストレスや病気から吠えている可能性もないわけではないからです。
先天的に恐怖心や不安感が強く、吠える場合もあり、天罰方式が必ずしも効果があるわけではありません。
しつけではどうすることも出来ず、安定剤を投薬するというケースもあるので、何をしても直らなかったという場合は犬の問題行動にも精通する獣医に相談をすることをおススメします。