飼い主が帰宅した時、来客が来た時、喜んで飛びついてくる犬がいます。
小型犬なら可愛いいものですが、大型犬だった場合、押し倒されそうで困っているという方がいます。
大抵の原因は子犬の時に、大きくなることを見越して、飛びつきはいけないとしつけをしなかったからです。
時間を巻き戻すことは出来ませんが、今からでも飛びつきを防止するためのしつけを行うことは出来ます。
目次
犬の飛びつき防止には「おすわり」をきちんとしつける
犬が飛びつくのは興奮しており、自分で自分をコントロール出来ない状態ですから、飼い主の言うことも聞き辛い状態です。
元々、犬は興奮しやすいという性質を持っていて、人間社会で問題を起こさずに暮らすために、しつけで興奮しやすいという性質を抑えています。
「おすわり」は座らなければならず、犬は体を自由に動かすことが出来ないので、興奮を鎮めやすくなります。
喜んで、飼い主に飛びついてくる犬の場合、信頼関係は充分にあると思われるので、頑張って、「おすわり」をしつけてみましょう。
犬の飛びつきを防止するしつけの方法
「おすわり」で飛びつきを防止する方法
(1) 帰宅した直後に、犬に飛びかかられる前に、「おすわり」をさせる。
最初のうちは飛びかかられてもいいので、「おすわり」を成功させて下さい。
(2) 犬がうまく「おすわり」が出来たら、大袈裟に褒め、体を撫でる。
(3) 犬が、「飼い主が帰宅した時にはおすわり」を学習するまで、続ける。
(4) 犬が学習して、おすわりをして出迎えてくれたら、大袈裟に褒めるを毎日、続ける。
なお、この方法は散歩中の時にも有効です。
散歩中の場合は、犬が飛びつく前に、「おすわり」を成功させるのがコツです。
第3者に協力してもらい、犬の飛びつきを防止する方法
(1) 協力者には外に一旦出てもらう。
(2) 犬にお座りをさせる。
(3) メールなどで合図を送り、協力者に家の中に入ってもらう。
(4) 犬が動き出しそうになったら「ダメ」と言い、お座りを続けさせる。
(5) うまく出来たら、大袈裟に褒める。
犬が飛びついた場合は無視をし、協力者は家を出て、飼い主も違う部屋に行き、犬に、「何か間違ったことをしたらしい。飛びついちゃ駄目なのかも」と考えさせます。
無視で犬の飛びつきを防止するしつけ方
(1) 帰宅して、飛びつかれても無視をする。
(2) 犬の存在丸ごと無視するため、犬とは違う部屋に行く。
(3) 犬が落ち着いたところで、犬の元に行く。
(4) 飛びつかなくなるまで、何日も行う。
無視することで、「飛びついては駄目なのだ」と犬に察してもらう方法です。
まとめ
今回は犬の飛びつき防止のしつけ方として、3つの方法をご紹介しました。
散歩中にも子どもや他の犬に飛びついたり、遊んでいて飼い主や人に飛びつく場合でも、基本的に飛びつく前に、「おすわり」をさせ、犬を落ち着かせることが理想です。
犬は興奮しやすいので、いかにその興奮を抑えるかが飛びつきを防止するためのしつけのコツになります。
「おすわり」は犬に座ることを強制することで、興奮の抑制を促しているのです。
一方で、「おすわり」がうまく出来ない犬は自由に行動出来るので、興奮もなかなか収まりません。