ゴールデンレトリーバーのしつけ方と性格~吠える・散歩

ゴールデンレトリーバーは誰にでもフレンドリーで温厚で人間に従順という印象があります。

そのせいか、子供がいたり老人がいる家庭にも飼われることの多い犬種ですが、手を焼く人も珍しくありません。

どのような性格をして、どのようにしつけを進めていけばいいのかをお伝えします。

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ゴールデンレトリーバーのしつけと性格

基本的な性格は聡明、友好的、自信満々、頼りになる、信頼出来る、優しいというもの。

性格は理想的な家庭犬といえるでしょうが、小さなお子さんがいる家庭や老人だけが暮らす家庭には不向きの犬です。

若い頃はやんちゃで、いたずらが大好きで、活発過ぎる場合は手放すことも珍しくありません。

他にも出自も関係しています。

ゴールデンレトリーバーの血統にはハッキリとしていない部分もありますが、セッターなど鳥獣の狩りに従事してきた狩猟犬の血が入っています。

ゴールデンレトリーバーは銃で撃ち落とされ、バタバタと地面でもがく鳥を傷つけずに回収することを任務としてきた犬で、その性質が強化されるように交配が進められてきました。

そのため、バタバタと地面で動く鳥でなくとも、鳥と同じ程度の大きさでバタバタと地面を動くものならば、咥えたくなる衝動に駆られる可能性は否定出来ません。

たとえば、ハイハイをするような小さな赤ちゃんや歩き出してまだ動きがおぼつかない幼児が該当します。

大型犬な上に、かなりやんちゃですから老人では力負けして手に余ります。

青年期の健康な体力のある男性がしつけと散歩をすることが出来る家庭が理想です。

元々、セッターは獲物を闇雲に追いかけて捕まえるのではなく、威嚇をしたり睨んで相手を怯ませたり、主人の合図で1匹だけ飛び立たせるなど頭を使い、主人である人間の狩りを助けてきました。

そのため、しっかりと信頼関係さえ構築出来れば、しつけやすいのが特徴です。

犬の習性や本能を飼い主が理解していれば、さほど苦労はしないかもしれません。

芸なども覚えやすいでしょうから、余裕があれば教えて共に楽しむのがいいですね。

ゴールデンレトリーバーの吠える・散歩のしつけ方

吠える

人気犬種なので無理な繁殖がされています。

そのため、正常な犬の中に混じって、先天的に吠えることを止めることが出来ない犬も生まれています。

人間でいうところの乳幼児の段階で母犬から引き離されたために、情緒が不安定になっていることもあります。

家庭に来てからも1日中、ケージに1匹で過ごさせていると情緒や性格に影響が出ることもあります。

「子犬の時は1日中、寝ているからお留守番は可能です」とペットショップで買う時に言われる人も多いようですが、子犬の頃は1日中、母犬変わりの人間がついて寝ている時以外は付きっきりで世話をし、生活をするためのルールを教える時期です。

何故、吠えるのかが分からなければ、対処のしようがありませんが、ケージに1日中入れ1匹で過ごさせている人は、まずは犬とたくさん遊んで信頼関係を作ります。

その上で、犬が吠えたら「ダメ!」と大きな声で強くキツく叱ります。

優しく言ったら伝わりません。

ヘラヘラ笑いながら叱る人もいますが、自分の学生時代を思い返してみて下さい。

ヘラヘラと笑いながら生徒を叱る教師は、生徒から馬鹿にされていませんでしたか?

犬も同様の思考をしますから、叱る時は毅然とします。

犬が吠えるのは運動不足の可能性もあるのでボール遊びなどもしたり、頭を使わせるような遊びもしましょう。

体を動かせすことで犬のストレスを解消します。

基本的に犬の肉体疲労の回復スピードはとても早く、若い犬の時期は体力が有り余っているので、頭も疲れさせることがコツです。

散歩

ゴールデンレトリーバーはセッターの血が入っています。

セッターは長時間、スピードを落とさずに走ることが出来るという特徴を持つものもいます。

セッターの血を引くゴールデンレトリーバーの運動量もかなり必要になります。

一方の人間は長距離を歩くのが得意という特徴があります。

水と油のような両者の散歩ですから人間側は引っ張られて疲れ果てる、転ぶといったトラブルが後を絶ちません。

そのためにしつけが重要になりますが、ただ歩くだけではゴールデンレトリーバーにも物足りず、体が鈍ってストレスの元になります。

子供が体育会系の部活に入っている中学生や高校生というレベルならいいですが、散歩のしつけ完了前に、小学生や女性が若いゴールデンレトリーバーを散歩に連れていくのは危険です。

散歩に行く時は犬の逸る気持ちを抑えるためにも、最初に人間が家から出るようにします。

リードは短めに持って、歩きます。

犬に人間の横を歩くのがマナーだと教えるためです。

何日間も繰り返し、人間の横を歩くのがマナーだと犬が理解したところで、リードを普通の長さで持ちます。

犬が引っ張ったら、前に進まず、逆に、犬が行きたい方向とは正反対に歩きます。

これを繰り返し、犬に人間の横を歩くのがマナーだと教えます。

まとめ

ゴールデンレトリーバーはしつけを覚えやすいという特徴があるため、しつけが上手くいった場合、とても温和で従順になります。

そのようなゴールデンレトリーバーの印象が強い状態で飼うと、若い時期のやんちゃっぷりに手を焼くことになり、余してしまいます。

子供とも仲良く出来るともいわれますが、小学生以上の子供ならば良い遊び相手となるでしょう。

しかし、赤ちゃんや乳児はうっかり咥えたくなっちゃったという衝動が犬生じる可能性があり子守りには不向きです。

運動量が多く力も強いので、時間にゆとりがある体力自慢の成年男性が犬のしつけを勉強した上で、飼育するべきです。

くれぐれも引っ張り癖のあるゴールデンレトリーバーの散歩を女性と子供にはさせないように。

女性と子供では力でゴールデンレトリーバーを抑えることが出来ないので、犬と人の事故と怪我のリスクが上がることになります。

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