パピヨンのしつけ方と性格~無駄吠え・散歩・おすわり

パピヨンは大きな耳が特徴の可愛らしい小型犬です。

小型犬だから、吠えてもそんなに大きな声じゃないだろうと思い、飼ったら成長してから無駄吠えに悩むようになってしまったという飼い主はとても多いです。

どのような性格でしつけを進めていけばいいのかをお伝えします。

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パピヨンの性格としつけ方

パピヨンの基本的な性格は明朗、元気、友好的、聡明、警戒心が強いといったものですが、少し神経質なところもある犬です。

古い歴史を持ち、ヨーロッパの王宮の愛玩犬でした。

無理な改良をされなかったようで、犬の中でも遺伝病が少ないのが特徴です。

しかし、膝蓋骨脱臼と逆さまつげになりやすい傾向にあります。

人が好きで飼い主の感情を敏感に感じ取り、飼い主がストレスに悩むとパピヨンもストレスに悩む繊細さを持つという人もいます。

友好的な性格を持っていますが、この長所を生かすためには生後2ヶ月から3ヶ月の社会化期に多くの人や犬に出会い、可愛がられる必要があります。

この時期の社会経験が生涯を通じて、人格面に影響を与えます。

しつけ方に関しては特別な点はありません。

幅広い年代の家庭に向いていますが、犬は1匹だけでいることは苦手なので留守がちな家での生活は向いていません。

小型犬とはいえ、吠える音は周囲に響くので、留守中に飼い主を恋しがって何時間も鳴くといった分離不安症の犬の場合、ご近所トラブルに発展します。

週に1回から3回は丁寧に優しくブラッシングをしてあげましょう。

パピヨンの無駄吠え・散歩・おすわりのしつけ方

無駄吠え

小型犬の中には甲高く吠える犬もいます。

これは自分の身を守る手段に乏しいために、吠えるようになったとされています。

そのため、小型犬は吠えても大したことないだろうと思っても無駄吠えによりご近所トラブルに発展することは珍しくありません。

パピヨンは人気犬種なので、血統を無視した交配により無駄吠えのようなマイナスの要素が強化されるといったことも起こっています。

そのため、しつけやグッズを使っても無駄吠えが治らない犬というのもたまにいます。

こちらは犬の問題行動の知識が豊富な獣医に相談をするケースです。

基本的な無駄吠えのしつけ方は、吠えてはいけないということを犬に伝えるために行います。

犬が無駄吠えをしたら、犬の正面に立ち、目をしっかりと見て、「ダメ!」と大きく強い声で叫びます。

これで駄目なら、丈夫な定規などを用意し、吠えた時に床や壁に叩きつけ、大きな音を出し驚かせてから、「ダメ!」と叱ります。

この時、飼い主は怖い顔をします。

吠えることはダメなことなのだと表情や声の強さで伝えます。

犬が静かになったら、今度はたくさん撫でたりして褒めてあげます。

基本的に上記を繰り返し、犬に吠えてはいけない、吠えなければ良いことがたくさんあると教えます。

叱っても効果がないという場合は、無駄吠えをしている犬の足元に金属製の灰皿などを投げつけ、大きな音を出し驚かせます。

これは犬にストレスを掛ける方法ですので、最終手段にして下さい。

小型犬だからと散歩やボール遊びをしないと、ストレスが溜まり、無駄吠えに繋がるので、毎日30分程度の散歩は心掛けましょう。

散歩

小型犬だから散歩は不要と思っている人もいますが、散歩は必要です。

1日30分は目安に散歩に行きましょう。

社会化期に外出をしなかった場合、散歩を怖がる犬になることがあります。

生後2ヶ月から3ヶ月の時もだっこをして、近所を散策するのがいいです。

この時期は免疫力が低く、地面に下ろすのはいけません。

生後4ヶ月は第2の恐怖期と呼ばれ、なんでも怖がる時期です。

そのため、この時に初めての散歩をすると、外にあるもの全てを怖がり、散歩が怖いということになります。

その場合は少しずつ慣らしていきましょう。

おすわり

おすわりは犬のしつけの中でも重要なものです。

犬が興奮した時、おすわりをさせれば興奮を抑えるよう指示することが出来ます。

やり方ですがおやつを用意し、犬の正面に立ちます。

おやつを犬に見せ、犬の後方に反らせます。

この時、おやつが欲しい犬は思わず腰を降ろすので、その状態になったら、「おすわり」と言い、その体勢がおすわりであることを教えます。

おやつの位置が悪いと犬は腰を降ろさないので、上手くいかないという人は色々とおやつの高さを変えてみて下さい。

まとめ

パピヨンは家庭犬に最適な性格をしています。

小型犬ということもあり、幅広い家庭に順応出来るでしょう。

しかし、小型犬とはいえ、吠える声は響くので、近所迷惑になる可能性があります。

子犬の頃から吠えたらいけないということを気長に教えましょう。

小型犬なので、よくだっこされるとは思うのですが、犬にとっては身体拘束なので、自由がなく身を守れないとなった時は、自衛のために噛んでしまうという過剰防衛をすることがあります。

だっこはいいですが、人がたくさんいるような場所でのだっこは犬も緊張します。

来客がたくさんいるという時はベッドやケージといった犬が逃げ込めて安心出来るような居場所を用意してあげて下さい。

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