柴犬のしつけ方と性格~トイレ・吠える・散歩・遠吠え

柴犬はテレビ番組で取り上げられたこともあり、人気がある犬種です。

飼い主に従順な性格といわれますが実際は飼い辛く、犬を始めて飼った方が手を焼くことも珍しくありません。

柴犬のしつけを成功させるためには性格をしっかりと理解した上で、しつけをしていく必要がありますが、どのように進めていけばいいのかをお伝えします。

柴犬の性格としつけ方

主な性格は恐れ知らず、愛嬌がある、警戒心が強い、鋭敏、誠実、自信家というものです。

日本古来からの土着犬で古い歴史を持つ狩猟犬であり、犬の中でも狼に近い血筋です。

日本海側の山岳地帯にて、小型の鳥や小動物の狩りに使われていたといいます。

一見、長所のような恐れ知らずの性格は何にでも喧嘩を売るという欠点に繋がります。

警戒心の強い性格は他の犬や人に吠えかかったり、噛みついたりするというトラブルの元になります。

日本での飼育頭数も多いからという理由もありますが、国内で噛みつき事件をもっとも起こしている犬種が柴犬と秋田犬なので、気性は荒いということは覚えておきましょう。

基本的にはドッグランには不向きの犬です。

小型の鳥や小動物の狩りをしていた犬ということなので、赤ちゃんや小さな子供がいる家での飼育は要注意です。

犬は交配によって、特定の特性を強化されている可能性があります。

柴犬ならば、小動物を狩るという部分が強化されている可能性があるので、犬が小動物と同じくらいの大きさの赤ちゃんに噛みつきたい衝動に駆られる可能性を否定出来ません。

時々、誰にでもフレンドリーな柴犬もいますが、狼の血が濃い部類の犬なので、成長すると家族以外には無関心か敵視するようになる場合も少なくありません。

家族以外とは触れ合わなかったり他の犬などに喧嘩を売ったりという性格だったとしても普通です。

時々、「ウチの柴犬も他の犬に慣れてほしい」と頑張る飼い主もいますが難しいでしょう。

少しでもフレンドリーになってほしいのなら、生後2ヶ月から3ヶ月の社会化期に多くの人や犬に出会い、可愛がってもらうことが大切です。

しかし、飼い主が努力をしても結局、柴犬の気性が勝って他の犬や人と仲良く出来ない場合もあります。

成長してからの社会化は難しいでしょう。

狼の血が濃い影響により若干社会化期が短い傾向にあるようです。

しつけに関しては最初に柴犬との信頼関係を築くべきです。

我が強い一面もありますが、基本的には飼い主には従順なので、しつけもしやすくなるでしょう。

しかし、従順な一方で独立心も旺盛で、飼い主を負かそうと反抗することもあるので、時には強い態度で接する必要があります。

柴犬のトイレ・吠える・散歩・遠吠えのしつけ

トイレ

基本的に他の犬のトイレのしつけと一緒です。

理想は日中、誰か家にいる状態で、犬がトイレに行きたそうな素振りをした時にトイレに連れて行くことです。

子犬であるなら、大体2時間から3時間おきくらいにトイレに連れていくことになります。

これを数ヶ月繰り返すことで犬は自然とトイレを排泄の場所と認識するようになります。

共働きや一人暮らしで普段はクレートやケージの中で生活をさせているという場合は、トイレトレーニングの問題にもっとも直面することになります。

1年くらいは掛かると覚悟して気長にしつけを進めることが大切です。

サークルの中にトイレを置いておけば、犬は勝手にそこで排泄するようになると思っている方もいますが間違いです。

人間の子供がおむつを外す時もまずはトイレに連れて行き、排泄をするところから教えるのと全く一緒ですから、犬にもトイレの使い方を教える必要があります。

普段はケージの中に入れて排泄をさせているだけでは、「閉じ込められているから、そこで仕方なく排泄をしている」と犬が解釈をしている可能性もあるので、飼い主が家にいる間はケージの外に犬とトイレを出して下さい。

なお、子犬の留守番限界時間は3時間とされていますが、それ以上閉じ込められている犬を外に出す時、興奮する可能性があります。

その状態で、外に出せばお漏らしをする可能性がありますから、排泄するまで待つか覚悟をして外に出しましょう。

1日中、ケージの中に閉じ込められている犬はとても強いストレスを受けています。

そのため、トイレをしたそうな素振りを見せた時、ケージの中にトイレを置いている場合、トイレに連れて行ったら、「閉じ込められる」や「トイレがしたくなったら、ケージに戻される」と勘違いされる可能性も否定出来ません。

ケージの外にトイレも移動し、犬が排泄をしたそうな素振りを見せたら、外に出したトイレに連れて行き、排泄を促します。

もしくはサークルの外にもサークルの中のトイレと同じ物を設置して下さい。

トイレの形状は犬が寝る時に掘る穴と似ているらしく、トイレと認識しない犬もいます。

その場合はもう1つサークルの中にトイレを用意するなど、犬がトイレで出来るように飼い主が知恵を絞って下さい。

吠える

柴犬が吠えるのは警戒心の強さが原因だったりなど色々とあるのですが、吠えることはいけないことと教えなければいけません。

シンプルに吠えたら叱ります。

叱る時はだらだらと説教するのではなく、「ダメ!」という短い言葉を強くキツく言います。

大切なのは言葉の意味よりも言葉の強さや飼い主の迫力や気迫でいけないということを全身で伝えることです。

1度だけでは直らないので根気強さも必要です。

叱り方が下手な方は怖くないことが多く、場合によってはヘラヘラしている場合すらあり、これでは伝わりません。

吠えることに限らず、犬を叱る時は現行犯で叱らなければ意味がありません。

ちょっと前のことを叱っても犬は意味を理解出来ないからですし、過去をさかのぼって物事を思い出し、あの事で怒られているらしいと推測することは基本的にはないからです。

動画サイトなどでは飼い主の留守中にいたずらをして叱られて、反省をしている犬の画像もありますが、これは犬が反省をしているのではなく、犬がどうすれば早くその状況が終わるかを学習しているに過ぎません。

犬としては、なんで叱られているのかはもう分からないという状況になっているので、早く逃れたいのは当然のことです。

叱るのが下手という方は犬が吠えたら、犬に気付かれないように金属製の灰皿を犬の足元に投げて、大きな音を出し驚かせたり怖がらせるという方法があります。

犬にある特定の行動をした時に怖い思いをさせることで、その行動を止めさせることを天罰方式といい、犬にストレスをとても掛けるやり方です。

なお、犬が吠えるのは運動不足やストレスが原因のこともあるので、目いっぱい運動をさせてあげることが理想です。

散歩

柴犬は山の中で狩猟を手伝ってきた犬なので、とても活発です。

そのため、散歩でも引っ張りに悩むことも多いでしょう。

大切なのは引っ張らないように歩いてもらうことです。

そのためには飼い主の態度も重要で、散歩に行く準備の時から始まっています。

犬を散歩に連れていくためにリードをつける時、犬にお座りをさせてからリードをつけます。

散歩に行く時は犬が最初に外に出るのではなく、飼い主がまずは最初に外に出ます。

犬が最初に外に出た場合は一旦、家の中へ戻ります。

飼い主が最初に外に出ることが出来るまで、繰り返します。

これは飼い主が散歩の主導権を握るための訓練です。

上手く外に出ることが出来たら、散歩のルートも飼い主が決めます。

多少、強引になっても飼い主が犬を連れて歩きます。

犬が引っ張ってしまうのは犬が好きに散歩出来るからです。

犬に散歩のルートを決めさせるのは、引っ張らなくなってからでも充分です。

遠吠え

遠吠えは基本的に家族や仲間を呼ぶ時にします。

遠くまで響いてしまいますから、近所トラブルの原因にもなりかねません。

この遠吠えは飼い主が留守で、1頭だけになった時にすることが多いです。

留守中にずっと遠吠えをしているのなら、分離不安症と呼ばれる症状で、飼い主がいないために不安になっているのです。

遠吠えを止めさせる方法として、吠えた時に犬にとって不快な音が鳴るグッズが市販されているので、効果があるかもしれません。

他にはスピーカーなどを使い、2時間に1回飼い主の声が聞こえるように配慮するなどしましょう。

外出前におもちゃを与え、犬の気を逸らしている間に外出をするのもポピュラーな方法です。

まとめ

柴犬は狼の血を濃く受け継いでおり、気性が荒い一面もあるので、飼育は難しい犬になります。

そのため、しつけや接し方についてはプロから飼い主が教えてもらうべき犬種です。

柴犬に関する勉強をすることも重要です。

飼い主には従順でもそれ以外には攻撃的になることもあり、事故が起きることもあるので油断しないようにして下さい。

元々、気性の荒い性格をしていますが、人気犬種の常として乱繁殖の影響によりその気性の激しさに拍車が掛かっている犬も少なくありません。

それでも、しつけにより抑えることは出来るので、信頼関係を築き、根気強くしつけをしましょう。







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