拾い食いの問題に悩まされている人も少なくありません。
元々、臭いがするものを拾ってしまうのは犬の本能であり、人間の都合のいいように品種改良されたため、よりこの本能が強い犬種も存在します。
犬が拾い食いをしてしまったあとに、犬が吐く時はどうすればいいのかを解説します。
目次
犬が拾い食いの後に吐く原因とは?
猫が雑草を食べて、お腹の中の毛玉を吐くという話は有名です。
分類学上ではネコ目に属する犬も人間が思っている以上に簡単に吐くことが出来る動物です。
そのため、拾い食いをして吐くことがあったとしてもけろりと元気にしていたら、何も問題はありません。
しかし、苦しそうにしていたり、元気がないという場合は注意が必要です。
考えられる主な原因は、
(1) 拾い食いをした異物が体のどこかに詰まった。
異物がのど、胃や腸の中に入り込んでいることがあります。
(2) 犬にとって良くない物を拾い食いし、中毒を起こした。
犬に食べさせてはいけないと言われているチョコレートといった食べ物の他に、雑草でも中毒を起こすものもあります。
他にはタバコや雑草についていた除草剤が原因で中毒になることもあります。
どちらが原因なのかは犬の症状や吐き出したもので判断することになります。
犬が拾い食いをして吐いた場合の対処法
犬が異物を拾い食いし、体の中のどこかに引っ掛かっている場合
異物を吐かせるために、犬の口に手を入れようとすると噛まれる可能性がありますから、やってはいけません。
のどに異物が引っ掛かり、咳をしたり、大量のよだれを垂らしている場合は小さじ1杯ほどの塩を食べさせ、おう吐を促します。
うまくいかない場合は病院に行きましょう。
ひもが口から出ていても腸や胃に引っ掛かってはいけないので、引っ張るのは危険です。
異物が腸にある場合は、排せつを促すフードや薬を処方されることが多いでしょう。
うまく排せつがされない場合は手術で取り除くことになります。
異物が腸にある場合は最悪、腸閉塞になる可能性があります。
犬が拾い食いで中毒を起こした場合
食べた物に応じて、おう吐以外にも下痢などの中毒に応じた症状が現れます。
症状が重くなると、けいれんや呼吸困難になってしまうこともあります。
そのため、早く病院に行くことを推奨します。
もしも、犬が中毒の原因となるものを吐き出したら、それを持って病院に向かいましょう。
まとめ
犬は食べ物に執着を持つという本能によりお腹がいっぱいでも好奇心から拾い食いをします。
個体差や犬種もありますが、やめさせるためには根気強いしつけが必要になる場合もあります。
ただ、運動不足発散のために、落ちているものを拾うこともあるので、しっかりと運動をしたら、拾い食いが減ったというケースもあります。
犬が拾い食いをして吐くことがあっても、吐いた後に元気だったら何も問題はありません。
ただ、何回も吐いたりぐったりしていたら、病院に連れていきましょう。