犬のしつけの時期について

犬を飼い始めた飼い主さんにとって、しつけはいつから始めたらいいのか分からないという方もいることでしょう。

実際は、犬が家に来てから、すでにしつけは始まっています。

犬と人の信頼関係を育みながら、少しずつしつけを進めていくのです。

しつけはその犬の一生を左右するとても大切な問題なので、おろそかにしてはいけませんが、時期によって最適なしつけというものがあります。

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生後2ヶ月から3ヶ月まで

この時期は犬の脳もまだ発達していないので、「おすわり」を教えても覚えないことが多く、うまく出来る確率は低いです。

それよりももっと大切なしつけがあります。

トイレトレーニングと社会化です。

トイレトレーニングは家に来てから始めますが、前述したように、この時期の犬は脳の発達がまだ十分ではないため、物覚えが悪く、気長さが求められます。

社会化とは犬が他の犬や人と触れ合ったり、様々な場所に行くことで、人間社会での暮らし方、犬社会でのコミュニケーションのマナー、様々な環境に慣らすことです。

生後2ヶ月から3ヶ月までは社会化期と呼ばれ、一生を通しての人格を形成する大切な時期です。

家庭で多くの犬との触れ合いは難しいため、パピークラスに通いましょう。

他にもこの時期の子犬の飼い主が抱っこして、散歩することで様々なものを見聞きさせるのもいいでしょうし、社会化教育用のCDもあります。

これにより、外の世界に対して、恐怖や不安といった感情を取り除きます。

甘噛みや吠えるといった将来、問題行動に発展しそうな行動もこの時期から、「ダメ」と教えていきます。

生後4ヶ月から6ヶ月

引き続き、社会化を行いますが、生後4ヶ月から徐々に「おすわり」などの訓練を行います。

犬は訓練を楽しいと感じなければやりませんので、いかに楽しいと思わせて訓練をするかが大切であり、飼い主側も焦ったりしないことが大切です。

覚えの良い犬で、なおかつ飼い主のやり方が上手だった場合、1日で、「おすわり」を覚えます。

しかし、犬種によってはなかなか覚えない犬もいます。

生後6ヶ月から数ヶ月後には犬が言うことを聞かない反抗期がやって来ます。

人間の反抗期と全く同じで、大人になろうとしているのです。

犬は家族という群れの中での自分の立場を上げようとしていますから、好きにさせると増長してしまい、リーダーになってしまうこともあります。

そのため、ダメなものは叱り、服従訓練を行い、飼い主がリーダーであり続けるのだと犬に教えます。

まとめ

犬のしつけを始める時期は家に来てからです。

信頼関係を築き、愛情をたっぷり注ぎながら、しつけを徐々に進めていきます。

生後2ヶ月から3ヶ月の間はトイレトレーニングなど基本的なことを行いながら、様々なものと触れ合いをさせ、楽しかったり、面白いと犬が感じる体験を犬にさせる時期です。

脳の発達もまだまだなため、おすわりを教えようとしても覚えも悪いです。

生後4ヶ月になってから、おすわりを教えていきます。

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