トイプードルのしつけ方と性格~吠える・遠吠え・散歩

犬は目的ごとに交配されていった歴史があるので、犬種ごとに性格や能力がある程度決まっています。

そのため、自分が飼う犬の特徴をしっかりと知っておくことが大切です。

今回、取りあげるトイプードルは愛玩犬とされる小型の犬ですが、元は水中回収犬で猟犬の出自です。

小型犬の中では一番賢いと言われます。

しつけやすい以外にも悪知恵も働くということですから、楽が出来るとは思わないことです。

トイプードルの性格としつけ方

毛色によって性格の傾向は違うといわれますが、主な性格はしつけやすい、誠実、感覚鋭敏、聡明、警戒心が強い、活動的というもの。

家庭犬としてポジティブな要素が多い傾向にありますが、生後2ヶ月から3ヶ月の社会化期に多くの犬と人に出会い可愛がってもらわなければ、極端に人見知りになったり、見知らぬ人や犬に攻撃的になったりします。

他にも、子犬時代にケージの中に長時間入れられ、人と関わる時間が少ない場合も情緒不安定や無駄吠えといった問題の原因となります。

生来の気質も生活環境によって容易に変化してしまいますから、気をつけましょう。

しつけやすいということは物覚えが良いということですから、あまり苦労はしないでしょう。

聡明ということは頭がいいということなので退屈をしやすい、どうやったら人の気を引けるかを考え、自分にとって都合の良いタイミングでイタズラを仕掛けることが出来るということでもあります。

単純な遊びだけでは飽きる可能性もあるので、一緒に芸を覚えるのもおススメです。

犬は言葉を使うことは出来ませんが、自分にとって都合の良いように人間を誘導することは出来るので、犬にコントロールされないようにしましょう。

元の出自が水中回収犬ということなので、赤ちゃんがいる家での生活は要注意です。

水中の中で逃げることが出来ずにジタバタする動物を捕まえるのが主な仕事ですが、赤ちゃんのハイハイがその獲物の姿と重なった場合、赤ちゃんを噛んでしまう可能性があります。

これは交配により強化されたトイプードルの性質であり、本能です。

小型犬とはいえ、噛む犬は脅威になります。

問いプードルの吠える・遠吠え・散歩のしつけ方

遠吠え

どのようなタイミングで遠吠えをしますか?

遠吠えの主な意味は、「ここにいるよ。元気だよー」という挨拶と「誰か来てー!」と誰かを呼ぶの2つです。

挨拶は遠くから聞こえた犬の遠吠えやサイレンに反応し、挨拶をします。

誰かを呼ぶのは自分が寂しくなったり甘えたくなった時です。

部屋で1匹になった時や留守番の時に吠えるのは典型的なものです。

特に留守番の時の遠吠えは酷くなると分離不安症と呼ばれる症状となります。

常時、誰かがそばにいないといけない子犬の時期にケージで1匹だけで過ごす時間が長いと、情緒不安定になって遠吠えをする場合もあります。

遠吠えをする犬に対しては、犬を呼びよせるかしてそばに置いて甘えさせるという考え方と、甘やかすといつでも遠吠えで呼ぶようになるから、無視をするという2つの考え方に基づく対処法があります。

基本的にどちらが良いかというのは犬の性格と飼い主の考え方によるので、どちらも正解です。

ただし、飼い主の都合で甘えさせたり無視したりというダブルスタンダードはやらず、「こちらをメインにする」と決めたら、どちらかをやり抜き通して下さい。

留守番で遠吠えをする犬にはいくつか対策があります。

遠吠えをしたら犬にとって不快な音が鳴るグッズを使ったり、テレビが2時間に1回タイマーで電源をオンオフするよう設定する、外出の時だけもらえるおもちゃを与え、遊びに夢中になっている間に外出をする方法があります。

吠える

トイプードルは無駄吠えをしないといわれますが、現代日本の飼育環境では無駄吠えしやすい犬が生まれやすい状況にあります。

ペットである犬は商品なので工業製品となんら変わらず、採算を重視した生産が行われています。

そのため、数さえ増やせばいいということで血統を無視した繁殖が行われ、先天的に性格に難があり、吠える犬が生まれることは珍しくありません。

これは需要が拡大する人気犬種の宿命であり、トイプードルも例外ではありませんから、人気犬種をペットショップで購入した時点でリスクも購入したと思ったほうが正解です。

先天的な理由で吠える場合、しつけでの改善は難しく、動物行動医学といった分野になってしまいますから、犬の問題行動に詳しい獣医などを見つける必要があるでしょう。

性格に難がなくても、生後2ヶ月から3ヶ月という乳幼児の時期に母犬や兄弟犬から引き離され、セリに掛けられ、長時間、狭いエリアで展示され、家庭にやってきます。

犬によってはこの状況で過度なストレスを受けているので、性格に影響が出ます。

更に、現代日本では共働きの家庭が多く、1日中誰かが付きっきりで世話をしたりしつけをしないといけない時期に、大人うさぎの飼育法のように1日中ケージの中に入れられ、1匹っきりにされるので、寂しさや不安から情緒不安定になっていく犬は珍しくありません。

そのような犬が吠えるといった問題行動を起こすようになるのが、生後6ヶ月くらいからになります。

まずは1日中、ケージの中に入れて育てているのなら、ケージの外に出して一緒に遊んだりして信頼関係を築くことが先です。

飼い主が家にいる間はケージから出して下さい。

トイレを失敗するから嫌という人もいますが、ケージの中に入れておいたところで覚えていない上に、ケージの中にずっと入れておいたせいで単なる垂れ流し状態になっている可能性も否定出来ません。

犬が人間と暮らすためにはケージの外で身を持ってルールを学ばなければいけません。

信頼関係を構築してから、無駄吠えは駄目と教えていきます。

コミュニケーションを取る時間が少ない場合、犬は人間のことを「餌を運んで、時々、外に連れ出すが、最後はケージの中に自分を閉じ込める油断ならない人物」と考えている可能性も否定出来ないからです。

信頼関係が出来たところで、犬が吠えたら、「ダメ!」としつけていきます。

叱っても伝わらない場合は、吠えた時にわざと床に定規を叩きつけるなどして大きな音を出し、叱ります。

叱るのは可哀そうという人もいますが、叱られずに育った場合はわがままで自己中心的といった弊害が出る場合もありますから、気が強い犬には叱ることも愛です。

犬にストレスを掛けて、吠えることをやめさせる天罰方式という方法もあります。

犬が吠えた時に、犬に気付かれないように金属製の灰皿を犬の足元に投げつけ、大きな音を出すというやり方で、驚いた犬は吠えなくなるというものです。

散歩

トイプードルは活発な犬種ですが、お散歩を嫌がるという子も少なからずいるようです。

始めてのお散歩が生後4ヶ月頃だった場合、怖がるのは普通です。

理想は生後2ヶ月から3ヶ月の頃にだっこでのお散歩をすることです。

生後4ヶ月頃になると、脳が発達して警戒心が芽生え、見たことないものや行ったことがない場所に対して不安や恐怖を抱くようになるのです。

生後2ヶ月から3ヶ月頃に地面に足をつけると、感染症のリスクがあるのでいけません。

怖がるから、お散歩をやめるというのは犬の健康のためにもよくありませんから、犬が慣れるまではだっこでもいいので、家の前だけなど少しずつでも外に行き慣らしていきましょう。

一度、慣れてしまえば、散歩が大好きになって飼い主に早く行こうと催促する子も珍しくありません。

小型犬なので1回の散歩は30分ほどで大丈夫です。

それを1日2回心掛けましょう。

まとめ

トイプードルは人気のある犬種です。

そのため、本来の性格とは違う攻撃的だったり、よく吠える性格の犬も不適切な繁殖で生まれているため、購入の時点でリスクを伴う犬でもあります。

それ以外に関しては抜け毛が少ない、様々なカットが可能というお手入れ面のメリットもあります。

小型犬なので、環境さえ整えば女性でも飼育しやすいですが、聡明な犬なので、悪知恵も働きます。

犬に知らず知らずのうちにコントロールされ、おやつをあげ過ぎたりしないようにしましょう。

水中回収犬という出自なのでプールも喜ぶでしょうから、機会があればペット用プールに行くのもいいでしょう。







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