子犬にとって1番大切なしつけはトイレといっても過言ではないでしょう。
人間とともに暮らすことが宿命の犬にとって、トイレが出来るか出来ないかだけでも生涯を左右する大問題です。
ここまで、肩に力を入れなくてもいいですが、快適な生活を送るためにも子犬が家に来たら、トイレトレーニングを行いましょう。
小犬のトイレトレーニング基本的なやり方
(1) 子犬を観察し、排せつしやすいタイミングを覚えておく。
床を嗅ぎまわる、ソワソワといった行為もトイレをしたいのサインです。
観察していると、排せつするタイミングやサインが分かるようになってきます。
(2) 犬が排せつしそうになったら、トイレに連れていく。
(3) トイレに連れて行ったら、排せつを促すコマンドを言い、排せつを促す。
排せつを促すコマンドはなんでもかまいませんが、「チッチッ」「シーシー」「ワンツーワンツー」といったものが多いです。
排せつを促すコマンドの言葉は1つに統一して下さい。
2つ以上のコマンドは犬が混乱してしまいます。
(4) 犬が排せつをしたら、褒めます。
犬がトイレの場所を覚えるまで続けます。
トイレトレーニングのコツ
時間が掛かることを覚悟して、気長に取り組むことです。
留守がちで時間がないからと子犬のトイレトレーニングを後回しにしてしまうと、オムツが一生取れないこともありますから、いかに子犬のために時間を捻出するかが大切です。
犬の飼育は子どもを育てるのと一緒ですから、自分の時間を犠牲にし、犬を1番に考えられるようにならないといけません。
特に、子犬時間はもっとも手が掛かります。
犬が排せつしやすいタイミングは食後、運動後、起床後が多いですから、出来る限りトイレに連れていきます。
もし、トイレトレーニング中に、犬が失敗をしても決して叱らず、淡々と排せつ物を片付けるだけです。
もし、犬を叱ると、排せつそのものが悪いことと考えてしまい、我慢をするようになる場合もあります。
そうなると、体にとっていいことではありません。
犬の排せつ時にコマンドを使うのは、散歩や遠出の外出時に所定の場所で排せつをさせるためです。
まとめ
子犬のトイレトレーニングは、犬の一生役立つものですし、必要なものです。
時間がないからとトイレトレーニングをせずにいると、成犬になってからでは覚えない可能性がありますから、一生オムツを外せないことにもなりかねません。
飼い主がそれでいいのなら問題はありませんが、飼い主にもしものことがあり、人手に渡さなければならなくなったら、苦労するのは犬自身です。
飼い主の時間をなんとか捻出して、時間を掛けて犬のしつけを少しずつ進めていきましょう。