犬のトイレ問題はほとんどの飼い主が直面する問題です。
トイレの場所は覚えてくれたのだけれど、排せつ物がはみ出すという悩みもトイレに関しては多い悩みの1つです。
犬が病気や高齢のため、トイレまで我慢が出来ないというケースもあるのですが、そうでないのならば、ちゃんと原因を探さなければいけません。
目次
犬のトイレがはみ出す原因
(1) 犬が前足がペットシーツについているから、大丈夫と思っている。
(2) トイレが分かり辛い。
(3) トイレに排せつ物があり、その上に犬は自分の足を置きたくない。
(4) トイレトレーやペットシーツの端で排せつをするクセがついている。
(5) 部屋の隅にトイレが置かれているため、壁から圧迫感を感じている。
(6) 過去にトイレで嫌なことがあったり、嫌なにおいや音を感じ、出来るだけ近寄りたくない。
(7) ストレス
病気や高齢でなければ、上記の7つのうちのどれかが原因であると思われます。
まずは、犬を観察して、何故トイレから排せつ物がはみ出すのかの原因なのかを探りましょう。
犬によっては、人間が思いもよらないことが原因の場合があるからです。
犬のトイレがはみ出す問題の改善策
トイレトレーを導入したり、サークルで囲う
犬にトイレのスペースがどこからどこまでかを分かってもらいます。
犬によってはサークル目掛けて、おしっこをするようになったり、トイレトレーをトイレと認識しないことがあります。
その場合はサークルにペットシーツを下げておくといった対策が必要です。
トイレトレーは窪んでいる部分が野生の犬の寝床にそっくりなので、稀に、ペットの犬の中にも窪みの部分で休みたくなってしまう犬がいます。
その場合はトイレを違う形のものにしたほうがいいでしょう。
既存のトイレの外にもペットシーツを置く。
もし、はみ出す場所が決まっているのなら、その部分にペットシーツを敷きます。
掃除を頻繁にする
汚れたトイレで排せつをしたくないのは人も犬も一緒です。
忙しいかもしれませんが、こまめにきれいにしてあげましょう。
トイレの場所を変えてみる
再度、犬に新しいトイレの場所を教えるために、トイレトレーニングを行う必要があるので、最後の手段にしたいところです。
もし観察の結果、犬が壁に圧迫感を感じているようなら、犬にとって快適な場所にトイレを移動させましょう。
ストレスを取り除く
引っ越しで環境が変わったり、新しい同居人が増えたりした場合、犬もストレスを感じます。
分離不安気味の犬は飼い主が外出をすると、ストレスでうまくトイレが出来なくなります。
犬がストレスを感じるのはそれ以外にも様々な要因がありますから、まずはそのストレスを解消することから始めます。
散歩とスキンシップを充分に行います。
飼い主自身や家庭が安定しないと犬も安定しませんから、犬がストレスで荒れている時は飼い主や家庭を振り返る時でもあります。
まとめ
犬がトイレをはみ出す問題はよくある問題の1つです。
原因は犬によって様々ですから、よく観察をして調べる必要があります。
サークルやトイレトレーを使い、トイレの場所を犬に分かりやすくしっかりと示すことで、はみ出さなくなることもあります。
一方で、サークルやトイレトレーを使っても問題が解決しないことがあるので、飼い主が原因に応じた工夫をする必要があります。
稀に、病気のこともあるので、あまりにも改善しないようなら、病院に相談をしましょう。