シベリアンハスキーのしつけ方と飼い方と性格

シベリアンハスキーは1990年代に一時期ブームになった犬です。

ブームの発端は少女漫画ではないかといわれていますが、飼ったのはいいけれど、手放してしまったという人も多い犬です。

漫画の可愛らしさとは違い、力の強さや豊富な運動量に人間がついていけなかったことも要因でしょう。

現在はすっかりブームも落ち着いたシベリアンハスキーですが、どのような性格をしていて、どのようにしつけと飼い方をすればいいのでしょうか?

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シベリアンハスキーの性格としつけ

基本的な性格は外向的、 聡明、 警戒心が強い、 穏やか、 友好的、清潔好きで集団生活にも向いていますが、自立心が強い性格でもあります。

犬の中にも狼の血が色濃く残っていますが、何かを引っ張ることが大好きだそうです。

犬ぞりで有名な犬ですが、狩猟犬や番犬と幅広い仕事を兼ねていたようです。

シベリアンハスキーは家畜化が進んだ他の犬に比べて狼の血が色濃く残っていますが、他の犬や人に対しても友好的に接することが出来ると言われます。

この外交的、穏やか、友好的という性質を伸ばすためには、生後2ヶ月から3ヶ月の社会化期の過ごし方が重要です。

この時期は多くの人と犬に出会い、可愛がってもらえれば、生涯を通じて、多くの人や犬に過度な警戒心を抱くことなく、友好的に接することが出来ます。

生後4ヶ月以降だと警戒心の強さが勝り、人見知りになったり接し方を知らずに喧嘩腰になったりします。

厳しい環境下でのそり犬だったため、飼い主の命令よりも自分の判断を優先する我の強さがあり、帰巣本能も薄いため、脱走を特技とするものもいます。

この犬を飼うにはつきっきりでお世話が出来る時間と体力がある青年期の男性とある程度の経済力が必要です。

暑さは苦手なので、夏は1日中エアコンを使用しなければいけません。

短毛種なのでお手入れは楽な部類ですが、毛の生え換わる時期には大量の毛が抜けるのでブラッシングは必須です。

犬が嫌がらないようなら、小型の掃除機で毛を吸ってもいいでしょう。

シベリアンハスキーの飼い方

清潔好きなので、体臭もほとんどないとされますが、飼い主の都合のいい場所にトイレを配置することは難しいかもしれません。

犬は習性で自分のテリトリーでは排泄をしたがりません。

人間が自分の排泄物の横で生活しないのと一緒なのですが、犬にはケージでトイレも睡眠もしてほしいという飼い主は少なくありません。

他の犬も同様の傾向を持ち、ある程度成長したら、ケージの外で排泄をするようになったり、散歩の時しか排泄をしなくなったりします。

ケージの中からトイレを動かせないような場合はこれから数ヶ月、犬を根負けさせるまでトイレのしつけをし続けなければなりません。

シベリアンハスキーも同様です。

理想はトイレを動かすことです。

シベリアンハスキーの飼い方で気をつけたいのは運動量です。

その運動量は凄まじく、毎日朝晩2回1時間以上の時間を確保する必要があります。

歩くだけでは満足出来ないので、飼い主は自転車に乗り走るといった工夫も必要です。

力が強いので、女性や子供では散歩は無理です。

遊び好きなので、たくさん遊んであげることも必要です。

しかし、食後に運動をするような飼い方はやめましょう。

体のサイズが大きいので、胃捻転を起こすリスクがあります。

食後は1時間ほどゆっくりさせましょう。

今は手術で簡単に予防することが出来ますので、心配なら獣医に相談をしましょう。

若い頃はいたずら好きで好奇心が旺盛です。

これは飼い方やしつけで直るものではなく、歳を重ねると落ち着いてきます。

遺伝的に命に関わるほどの大病にはなりにくいのが特徴ですが、角膜変性症などの眼病に掛かりやすいので注意が必要です。

他にも遺伝が原因で先天的に股関節の病気を患っていることもあります。

眼病の場合は、目が見えなくても生活していけるように飼い方を変えていく必要があります。

犬も目が見えなくなることに不安を覚え、不安定になることがありますから、不安を受け止めるような飼い方をする必要があります。

まとめ

シベリアンハスキーは見た目の精悍さと違い、ユニークでお茶目な性格をしています。

一方で、自立心が強い一面を持ち、脱走癖を持つものもいます。

犬初心者にはおススメは出来ません。

必要とされる運動量は多いので、運動が大好きで時間が余っているような人でなければ飼うべきではありません。

力も強い上に、運動をたくさんさせるような飼い方をしないといけないので、インドアな男性、女性や老人、子供しかいないような家庭には向きません。

犬も運動不足になるとストレスが溜まり、物を壊したりと問題行動を起こすことがあります。

しつけに関しては特に問題になるような部分はありません。

トイレも犬の習性を理解し、その通りの配慮をすれば大きく悩むことはないでしょう。

芸を教えたいと思っても、成犬になってからでは芸を覚えられない可能性があるので、あまり期待しないようにしましょう。

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