犬によっては地面に落ちているものに興味を示し、拾い食いをしてしまうものがいます。
地面を這うような小動物を狩っていたテリアや銃で撃ち落とされ地面の上で動けなくなった鳥を回収する仕事をしていたレトリーバーといった犬種では拾い食いしやすい傾向があると言われています。
他にも、野良時代が長い保護犬も食べ物への執着から拾い食いをしてしまうことが多いです。
犬によっては変なものを食べてしまったために病院での治療を余儀なくされてしまうこともあります。
どうしたら、拾い食いをなくすことが出来るのか対策法をお伝えします。
目次
対策1 犬に拾い食いの機会を与えない対策法
犬に自由に散歩をさせてあげたいと思う方もいると思いますが、犬に拾い食いはダメと教えても拾い食いをしてしまう犬の場合、拾い食いをさせない環境作りをしたほうが早い場合があります。
そのために必要な対策は4つです。
アイコンタクトが出来るようになる。
アイコンタクトである程度、お互いの感情が伝わりあうくらいに絆を深めましょう。
散歩中は、犬に地べたに落ちているものよりも飼い主を意識してもらうようにします。
アイコンタクトが出来れば、犬は飼い主に注目するようになります。
犬に前を歩かせない。
飼い主の横か後ろを歩かせます。
前を自由に歩かせていると、ダメと注意しても先に食べてしまいます。
最初は室内で、リーダーウォークやツケの訓練を行い、犬が慣れたら、屋外で同様の訓練をします。
飼い主が散歩ルートを決める。
犬に飼い主に注目してもらうことが大切です。
飼い主が好きに歩けば、犬は飼い主に合わせるために、飼い主に注目します。
早歩きをする
犬が食べ物を見つけた時、食べる暇を与えません。
上記のことを心掛ければ、拾い食いは減るでしょう。
この散歩を続けたら、拾い食いを止めた犬もいます。
しかし、食べ物への執着が強い犬の場合は前よりはマシになったけれど、完全に止めるまではいかないことも多いです。
拾い食い対策2 犬に学習させる対策法
拾い食いをして数時間後に中毒症状を起こして苦しい思いをした。
これではタイムラグがあり過ぎるので、犬は拾い食いと中毒症状の因果関係が分かりません。
拾い食いをしたら、痛い目を見るからやめようと学習してもらいましょう。
食べ物にわさびを塗る。
わさびは犬が食べても問題ありません。
刺激的なわさびの臭いを感じることで、食べないかもしれません。
食べ物は犬が食べても問題がないものを選びます。
散歩に行く前に家から近い散歩ルートに置いておく。
他の動物に食べられても困りますから、食べ物は家の近くの散歩ルートに置いておくといいでしょう。
置いたら、すぐに散歩に行きましょう。
いつも通り、散歩に行く。
犬が興味を持って、一舐めするなり食べて嫌な思いをすれば、「地面に落ちている食べ物=危ない」と学習するはずです。
まとめ
犬にとって口は人間にとっての手であり、好奇心から落ちているものを拾ってしまいます。
犬によっては、ダメと教えただけですぐにやめるようになる犬もいる一方で、食べ物への執着や好奇心が強過ぎる犬の場合、なかなかやめられないようです。
やめさせるためのポピュラーな方法として、散歩をする時は、飼い主の横か後ろを犬に歩かせ、早歩きすることで、犬に拾い食いをさせる隙を与えない方法があります。
他には強引な方法ではありますが、わさびを塗った食べ物を道に置き、犬に舐めさせ、嫌な思いをさせるといった方法です。
訓練をよく覚えるような犬の場合はもってこいを教えて、犬が拾ったものを食べる前に持ってこさせるという方法もあります。